出願番号 |
特願2007-542800 |
出願日 |
2006/11/2 |
出願人 |
国立大学法人九州大学 |
公開番号 |
WO2007/052739 |
公開日 |
2007/5/10 |
登録番号 |
特許第5119443号 |
特許権者 |
国立大学法人九州大学 |
発明の名称 |
芳香族ポリイミドを用いるカーボンナノチューブの可溶化 |
技術分野 |
有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
ナノテクノロジー |
目的 |
カーボンナノチューブのバンドル構造をほどきカーボンナノチューブを確実に可溶化して、カーボンナノチューブの有効利用に資することができるような新しい技術の提供。 |
効果 |
本技術に従えば、このような可溶化方法を実施することにより、芳香族ポリイミドとカーボンナノチューブとから構成される溶液(溶媒溶液)またはゲルが得られる。このような溶液やゲルは、そのまま、製膜工程や押出し成形工程などに供することができる。 |
技術概要
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本技術は、特定の構造を有するポリイミドが各種の溶媒に溶解することに注目し、このポリイミドを利用することによって如上の目的が達成され得ることを見出し本技術を導き出した。かくして、一般式[I]で表わされる繰り返し単位を有する芳香族ポリイミドから成るカーボンナノチューブ可溶化剤を提供するものである。本技術のカーボンナノチューブ可溶化剤を構成するポリイミドの繰り返し単位を表わす式[I]中、ARはフェニル基または縮合多環芳香族基を表し、Xは存在しない場合もあり存在する場合は酸素原子または硫黄原子を表し、Zは溶媒可溶性を高めるための極性置換基または非極性置換基を表す。このうち、ARで表される芳香族基の好ましい例としては、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナントレン環、ピレン環、ペリレン環、ナフタセン環などから成る4価の官能基(置換されていてもよい)が挙げられる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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