出願番号 |
特願2007-017478 |
出願日 |
2007/1/29 |
出願人 |
国立大学法人九州大学 |
公開番号 |
特開2008-184346 |
公開日 |
2008/8/14 |
登録番号 |
特許第5245084号 |
特許権者 |
国立大学法人九州大学 |
発明の名称 |
オリビン型化合物超微粒子およびその製造方法 |
技術分野 |
金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
非水電解質二次電池用電極活物質、オリビン型化合物 |
目的 |
リチウムイオン電池に代表される非水電解質二次電池に用いられる正極活物質として好適なオリビン型化合物の超微粒子を製造することのできる技術の提供。 |
効果 |
LiMnPO↓4をはじめとするオリビン型化合物について数百ナノメートルオーダー(200~800nm、好ましくは200~500nm)の超微粒子が得られる。このオリビン型化合物超微粒子を非水電解質二次電池の電極活物質として用いると、電荷移動のための反応表面積の拡大とLi拡散パス(リチウムイオンの拡散距離)の低減が図られ、レート特性などの特性の飛躍的に向上した電池が得られる。 |
技術概要
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この技術では、一般式LiMPO↓4(MはMn、Fe、CoまたはNiを表す)で表されるオリビン型化合物を製造する方法であって、(i)金属Mの水溶性塩、リチウムLiの水溶性塩、およびリン酸を、モル比で、金属Mの水溶性塩に対して、リチウムLiの水溶性塩を10倍以上、且つ、リン酸を5倍以上の割合で水中に溶かし攪拌・加熱して水分を除去する工程、(ii)工程(i)で得られた混合物を500~700℃の温度下に焼成する工程、および(iii)工程(ii)で得られた粉末をリン酸二水素アンモニウムまたはリン酸一水素アンモニウムの水溶液で洗浄する工程、を含む方法を提供する。リチウムLiの水溶性塩および金属Mの水溶性塩として、特に好ましいのは、有害ガスの発生の少ないこと、安価であり、水に特に溶けやすいことなどの理由から、それぞれの酢酸塩であるが、この他に、ギ酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、硝酸塩なども使用可能である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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