出願番号 |
特願2010-134969 |
出願日 |
2010/6/14 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2012-001448 |
公開日 |
2012/1/5 |
登録番号 |
特許第5598910号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
フッ素化合物の製造方法 |
技術分野 |
有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
1、1、1、4、4、4−ヘキサフルオロ−2−ブテン、流通式の触媒反応によるフッ素化合物の製造方法 |
目的 |
不飽和フッ素化合物の燃焼性、毒性、安定性等の特性は、その構造により大きく異なる。シス1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロ-2-ブテン(沸点約32℃)は、幾何異性体であるトランス1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロ-2-ブテン(沸点約9℃)と沸点においても大きく異なり、その特性を利用するうえでは、選択性の高い効率的な製造法が必要である。そこで、流通式反応に適した、効率的な1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロ-2-ブテンの製造法を提供する。 |
効果 |
この方法によれば、工業的規模での製造に向いた流通式の反応方法により、効率的にシス1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロ-2-ブテンを製造することができる。 |
技術概要 |
この方法は、ヘキサフルオロ-1,3-ブタジエンを触媒で異性化してヘキサフルオロ-2-ブチンとし、引き続き触媒水素還元を行うことによって、シス1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロ-2-ブテンを製造する方法であって、全工程を流通式の触媒反応により得ることを特徴としている。シス1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロ-2-ブテンの製造は、ヘキサフルオロ-1,3-ブタジエンを異性化してヘキサフルオロ-2-ブチンとする工程(第1の工程)と、ヘキサフルオロ-2-ブチンを触媒水素還元してシス1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロ-2-ブテンを得る工程(第2の工程)とを2工程で行ってもよく、或いは、ヘキサフルオロ-1,3-ブタジエンの異性化から中間生成物のヘキサフルオロ-2-ブチンを精製することなく引き続き触媒水素還元を行う連続的な1工程で行ってもよい。好ましくは、中間生成物のヘキサフルオロ-2-ブチンを精製することなく1工程で行われる。第1の工程の触媒はハロゲン化アルミナが、そして反応温度は20〜400℃が好ましい。第2の工程の触媒は、パラジウム、銅、銀、ビスマス、から選ばれる金属を担体に担持させたものである。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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