出願番号 |
特願2010-132527 |
出願日 |
2010/6/10 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2011-256291 |
公開日 |
2011/12/22 |
登録番号 |
特許第5561728号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
光で化合物を流動化・非流動化させる方法 |
技術分野 |
有機材料、化学・薬品 |
機能 |
接着・剥離、材料・素材の製造 |
適用製品 |
光で化合物を流動化・非流動化させる方法、光照射による可逆的流動化・非流動化方法、可逆的に接着・脱着できる接着剤 |
目的 |
光照射により可逆的に流動化−非流動化させる方法に用いられているこれまでの材料は、溶媒又は液晶化合物に、ゲル化剤として添加されたものであり、化合物自体に光照射して、可逆的に流動化−非流動化させる方法は知られていない。そこで、材料への光照射により可逆的に流動化−非流動化させる方法を提供する。 |
効果 |
この方法によれば、特定する化合物への紫外線と可視光等の照射する光の波長の制御、或いは、紫外線照射と温度の制御等により、その流動化を可逆的に制御することができる。また、この方法を用いることにより、可逆的に接着、脱着ができる接着剤を提供することが可能となる。 |
技術概要
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この可逆的流動化・非流動化方法は、一般式(1)又は(2)で表される化合物を可逆的に流動化・非流動化させる方法であって、この化合物に300nm〜400nmの波長の光の照射により流動化させ、この流動化した化合物に可視光を照射するか、この化合物が流動化する温度未満の温度で加熱するか、或いは、暗所に室温(25℃)で放置することにより非流動化させることからなる。〔式(1)、(2)中、Rは、一般式(3)で表される基であり、nは、1〜4の整数を示す。式(3)中、mは0〜16の整数を示し、lは1〜16の整数を示す〕。この化合物に光照射を行うことにより、この化合物の流動性を制御する方法において、その露光量は光源の種類によって異なるが、通常は、0.5〜200J/cm↑2である。また、光照射は、10〜60℃の温度条件下で行われるのが好ましい。この方法を用いることにより、可逆的に接着、脱着させることができる接着剤を提供することが可能となる。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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