出願番号 |
特願2005-286747 |
出願日 |
2005/9/30 |
出願人 |
国立大学法人佐賀大学 |
公開番号 |
特開2007-091690 |
公開日 |
2007/4/12 |
登録番号 |
特許第4923215号 |
特許権者 |
国立大学法人佐賀大学 |
発明の名称 |
海苔酸処理剤 |
技術分野 |
化学・薬品、食品・バイオ |
機能 |
洗浄・除去、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
海苔酸処理剤 |
目的 |
海苔の養殖における雑藻類の混生や、細菌等が原因の病害の防除法として、雑藻類及び細菌と海苔の酸に対する抵抗性の差を利用する酸処理が利用される。この酸処理に用いられる酸処理剤は、海苔の食品としての安全性、養殖作業者の安全性の確保、酸処理剤としての十分な効果、作業における取扱い易さ等が求められる。 この発明は、リンを含まない配合として海苔生育環境への悪影響を防ぎ、且つ緩衝能に優れpH変化が極めて少なく、酸処理効果を最大限に発揮して海苔から雑藻類や細菌等を確実に防除できる海苔酸処理剤の提供を目的とする。 |
効果 |
有機酸に、溶液中で共役な酸と塩基を生じさせる化合物と海水を混合し、酸性の溶液中に緩衝液が含まれる状態を得ることにより、酸処理作業中の海水での希釈をはじめ、酸や塩基が加わることに伴うpH変化を非常に小さくして、酸処理に必要なpH2付近に維持でき、海苔への雑藻付着や病害を防止しながら、能率良く海苔に対する酸処理作業が行えると共に、海水の富栄養化を促すリンを含むリン酸緩衝液を用いずに済み、海苔養殖場周囲の環境への悪影響を無くすことができる。 |
技術概要 |
海苔酸処理剤は、pH2付近において水素イオン濃度変化に対する最大緩衝作用を有する共役酸塩基系に有機酸を加えた海水稀釈溶液から成り、リンを含まず、pH1〜3であり、且つ、全体の比重が1.03未満である。 また、共役酸塩基系は、硫酸ナトリウム−硫酸水素ナトリウムから成る。 有機酸に、溶液中で酸と共役塩基を生じさせる緩衝剤化合物と海水を混合し、酸性の溶液中に緩衝液が含まれる状態を得ることから、酸処理作業中の海水での希釈をはじめ、酸や塩基が加わることに伴うpH変化を非常に小さくして、酸処理に必要なpH2付近に維持でき、能率良く海苔に対する酸処理作業が行えると共に、海水の富栄養化を促すリンを含むリン酸緩衝液を用いずに済み、海苔養殖場周囲の環境への悪影響を無くせる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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