出願番号 |
特願2008-242619 |
出願日 |
2008/9/22 |
出願人 |
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 |
公開番号 |
特開2010-072549 |
公開日 |
2010/4/2 |
登録番号 |
特許第5605531号 |
特許権者 |
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 |
発明の名称 |
教材用太陽光熱複合発電装置 |
技術分野 |
電気・電子、生活・文化、その他 |
機能 |
環境・リサイクル対策、免振・制振、加熱・冷却 |
適用製品 |
学習教材、太陽光変換装置 |
目的 |
この発明は、紫外線域から遠赤外線域にわたる広帯域の太陽光には光電変換効率のよい帯域別と熱電変換効率のよい帯域別があることを理解させ、両者を併用することで効率のよい太陽光発電システムが可能となることを学習させる教材を提供する。 |
効果 |
波長分離用のフィルターを用いることにより太陽光の短波長域光を透過又は反射させ長波長域光を反射又は透過させて分離させることが出来ることを理解させ、可視光と紫外線が含まれる短波長域の光が太陽電池によって起電力が得られること、赤外域の光を熱源として温度差発電装置によって起電力が得られることを理解させることができる。 |
技術概要
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大量のエネルギーを必要とする現代社会では、化石燃料とりわけ石油の大量消費が続き、二酸化炭素の排出量が増えたことによる地球温暖化という重大な環境破壊が問題となっている。その状況下で、二酸化炭素の排出のない太陽電池が注目されている。しかし、従来から用いられている太陽電池は、太陽光の全ての波長領域の全てを効率よく変換するものではなく、学習教材としても適当なものではなかった。この発明の太陽光熱複合発電装置は、放射面状に形成された太陽電池、太陽電池の表面に配置された波長選択反射透過膜、太陽電池に対向して配置した熱発電素子、熱発電素子を冷却する熱交換器等から構成されている。この装置は、可視光以下の短波長域の光と赤外線以上の長波長域の光を分離する波長分離用のフィルターを設置し、波長分離用のフィルターに太陽光を集光する手段と、透過又は反射した可視光以下の短波長域の光を太陽電池に照射させる手段と、反射又は透過した赤外線以上の長波長域の光を温度差発電装置に照射させる手段と、発電を確認する手段を有するもので、この構造により従来利用されていなかった太陽光の赤外光までの波長領域の光も変換することができるものである。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【有】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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