出願番号 |
特願2007-266036 |
出願日 |
2007/10/12 |
出願人 |
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 |
公開番号 |
特開2009-092615 |
公開日 |
2009/4/30 |
登録番号 |
特許第5004228号 |
特許権者 |
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 |
発明の名称 |
3層構造の感圧塗料薄膜センサー |
技術分野 |
有機材料、金属材料、化学・薬品 |
機能 |
免振・制振、材料・素材の製造、加圧・減圧 |
適用製品 |
感圧塗料、感圧センサー |
目的 |
この発明は、白色ベースコートを塗装し、その上からPSPをコーティングする方法において、PSPと白色ベースコート間に生じる干渉(PSP特性の劣化)を防止する手法を提供する。 |
効果 |
この発明の感圧塗料薄膜センサーは、下層の白色べースコート上にPSPを塗布するため、発光強度を大きくすることが出来、下層の白色べースコートと上層のPSP間に、PSPと同種のポリマー中間層を挟む3層構造とすることによって、PSPと白色ベースコート間の干渉を抑えることができるため、発光効率が高い上に対圧力値の良好な発光特性を備えた感圧塗料薄膜センサーを実現させることができる。 |
技術概要
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感圧塗料(Pressure−Sensitive Paint:PSP)を用いた圧力場計測が、航空宇宙分野の風洞実験において注目されている。この感圧塗料を用いた圧力測定の原理は、白金またはパラジウムを中心金属とするポルフィリンPtTFPP,PtOEP、PdTFPP等)等の化学物質が酸素分圧に応じて放射するルミネッセンス現象を利用してその発光状態から計測するものである。しかし、これらの塗料はPSP特性が劣化するという問題を抱えていた。この発明の感圧塗料薄膜センサーは、下層の白色べースコートと上層のPSP間に、PSPと同種のポリマーの中間層を介在させて3層構造にコーティングするようにした。また、3層構造感圧塗料薄膜センサーは、上記の構成を基礎として感圧塗料には感圧色素と感温色素を混合した複合感圧塗料を用いるものとした。この発明の3層構造感圧塗料薄膜センサーは、先の構成を基礎として感圧色素にはPtTFPP,PdFPP,PtOEP等のポルフォラクトンを用いるものとし、複合感圧塗料にはEu四核錯体とPdTFPPを用いるものとした。更に、ポリマーにはPoly−TMSP等を用いるものとした。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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