感温センサ及び感温塗料

開放特許情報番号
L2010004967
開放特許情報登録日
2010/8/27
最新更新日
2015/10/29

基本情報

出願番号 特願2005-259417
出願日 2005/9/7
出願人 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構
公開番号 特開2007-071714
公開日 2007/3/22
登録番号 特許第4792568号
特許権者 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
発明の名称 感温センサ及び感温塗料
技術分野 有機材料、輸送
機能 表面処理、検査・検出、材料・素材の製造
適用製品 感温センサ、感温塗料、ユーロピウムEu四核錯体化合物、ユーロピウム多核錯体化合物、航空宇宙分野の風洞実験
目的 近年、感温塗料を用いた温度場の計測が、航空宇宙分野の風洞実験で注目されている。この計測は、感温塗料に含まれた色素の発光が熱的失活により消光する現象を利用したものである。従来の感温色素は、温度感度は高いものの、若干圧力感度があるという問題を抱えている。従って、計測精度向上のため従来の感温塗料よりも圧力感度が小さいものが必要である。また、これら従来の感温色素は光劣化を受けやすいという問題もある。そこで、温度感度が高く且つ圧力感度が小さい、なお且つ励起光に対する耐久性に優れた感温センサ及び感温塗料を提供する。
効果 この感温センサによれば、従来の感温色素よりも高い温度感度且つ極めて低い圧力感度の特性を有するため、高精度で物体の表面温度場の計測が可能となる。また、光劣化に対して耐久性を有するため実用風洞実験に適している。また、従来の希土類錯体化合物と異なり、可視波長域において励起可能であるため、物体の表面温度場の計測は風洞観測窓の材質に左右されなくなる。さらに、感温センサの励起光源として可視光域の光源を使用するため、実験者が紫外光により眼を損傷するということがなくなる。
技術概要
温度感度が高く且つ圧力感度が極めて小さい、なお且つ励起光に対する耐久性に優れた感温センサ及び感温塗料に関し、この感温センサは、温度に反応する感度部が、中心金属をユーロピウムとし優れた発光強度を有するユーロピウム多核錯体化合物から構成される。このユーロピウム多核錯体化合物は、化学式[Eu↓4(μ−O)(L1)↓1↓0]で表され、式中、L1が2ヒドロキシ4オクチロキシベンゾフェノンである。また、ユーロピウム多核錯体化合物は、化学式m[Eu↓4(μ−O)(L2)↓1↓0]で表され、式中、L2が2ヒドロキシ4ドデシロキシベンゾフェノンであり得る。そして、感温塗料は、多核錯体化合物に対し、ポリマーを混合して塗料とし、この塗料を物体表面に固着させ、物体表面の温度場の計測を可能としたものである。図は、感温センサの温度感度部を構成するユーロピウムEu多核錯体化合物がユーロピウムEu四核錯体化合物である場合の分子構造の一例を示す説明図、感温塗料の温度感度特性を示すグラフ、感温塗料の圧力感度特性を示すグラフ、および、感温塗料の劣化特性を示すグラフである。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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