糖尿病関連肝臓由来分泌タンパク質の2型糖尿病または血管障害の診断または治療への利用

開放特許情報番号
L2010004952
開放特許情報登録日
2010/8/27
最新更新日
2013/8/29

基本情報

出願番号 特願2008-526853
出願日 2007/7/27
出願人 国立大学法人金沢大学
公開番号 WO2008/013324
公開日 2008/1/31
登録番号 特許第5299900号
特許権者 国立大学法人金沢大学
発明の名称 糖尿病関連肝臓由来分泌タンパク質の2型糖尿病または血管障害の診断または治療への利用
技術分野 食品・バイオ、化学・薬品
機能 安全・福祉対策、検査・検出
適用製品 2型糖尿病の診断または治療、血管障害の診断または治療、尿病関連肝臓由来分泌タンパク質、セレノプロテインP、インスリン抵抗性・血糖コントロール評価方法、2型糖尿病または血管障害の治療薬
目的 糖尿病関連肝臓由来分泌タンパク質であるセレノプロテインPを利用して2型糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症等の動脈硬化性疾患等の血管障害を検出する方法及び2型糖尿病や動脈硬化性疾患等の血管障害に罹患するリスクの評価方法、並びにセレノプロテインPからなる糖尿病や動脈硬化性疾患等の血管障害を検出するためのマーカー及び2型糖尿病や動脈硬化性疾患等の血管障害に罹患するリスクを評価するためのマーカーを提供する。さらに、セレノプロテインPを用いた2型糖尿病や動脈硬化性疾患等の血管障害を予防または治療薬を提供する。
効果 セレノプロテインPがインスリン抵抗性及び血管内皮障害の原因ホルモンのひとつであり、セレノプロテインP濃度の測定は、全身のインスリン抵抗性又は血管障害進展へのリスクを反映する新たな臨床マーカーとして有用であり、セレノプロテインPをマーカーとして、2型糖尿病や動脈硬化性疾患等の疾患の病態を判定することが可能となる。また、セレノプロテインPは、血管系細胞にも直接作用を有することから、セレノプロテインPを含む医薬、或はセレノプロテインP抑制療法は、血管障害に対する画期的な治療法となり得ることが明らかとなった。
技術概要
セレノプロテインPの2型糖尿病又は血管障害の診断・治療への利用に関する。セレノプロテインPを測定することを含む、2型糖尿病もしくは血管障害の検出方法、2型糖尿病もしくは血管障害に罹患するリスクを評価する方法、被験体のインスリン抵抗性または血糖コントロールを評価する方法、ならびにセレノプロテインPを標的とする2型糖尿病または血管障害の治療薬が提供される。被験体から採取した検体試料中のセレノプロテインPを測定し、セレノプロテインP濃度が正常人の濃度より高い場合に、或は被験体のセレノプロテインPの発現が亢進している場合に、被験体が2型糖尿病や血管障害に罹患していると診断でき、或は被験体の2型糖尿病や血管障害に罹患するリスクが高いと評価できる。2型糖尿病または血管障害の予防又は治療薬をスクリーニングする方法は、候補化合物のセレノプロテインPの発現または作用を抑制する能力を指標に、予防または治療薬として選択する。図は、セレノプロテインPとインスリン抵抗性および動脈硬化との関係を示す図、ヒト肝臓でのセレノプロテインP遺伝子発現とMCRの相関を示す図、および糖負荷後2時間血糖値の相関を示す図である。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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