出願番号 |
特願2008-175517 |
出願日 |
2008/7/4 |
出願人 |
小川 和宏 |
公開番号 |
特開2010-013408 |
公開日 |
2010/1/21 |
登録番号 |
特許第5505679号 |
特許権者 |
小川 和宏 |
発明の名称 |
原虫感染症の治療又は予防薬 |
技術分野 |
化学・薬品、有機材料、無機材料 |
機能 |
材料・素材の製造、安全・福祉対策 |
適用製品 |
原虫感染症の治療、原虫感染症予防薬、クリプトスポリジウム症の治療又は予防薬、ポルフィリン金属錯体、ポルフィリン化合物、鉄化合物、デフェロキサミン |
目的 |
病原性腸管寄生原虫クリプトスポリジウムは、経口摂取されたオーシストから脱嚢したスポロゾイトが小腸の絨毛上皮細胞内に寄生することで激しい下痢症を引きおこす。治療には病期短縮の効果が認められるとされるパロモマイシン、アジスロマイシン、ニタゾキサニド等が用いられるが、免疫不全での効果は何れも未確定であり、免疫不全におけるクリプトスポリジウム症を完治しうる新薬、或は従来の治療を強化するための方策が求められている。そこで、優れた抗クリプトスポリジウム作用を有するクリプトスポリジウム症の治療又は予防薬を提供する。 |
効果 |
このクリプトスポリジウム症の治療又は予防薬は、優れた抗クリプトスポリジウム作用を有する。 |
技術概要
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このクリプトスポリジウム症の治療又は予防薬の一実施形態は鉄化合物を有効成分として含有する。鉄化合物としては、塩化鉄、硫酸鉄、フマル酸鉄、クエン酸鉄、ピロリン酸鉄、及びコンドロイチン酸鉄が挙げられる。このクリプトスポリジウム症の治療又は予防薬の別の実施形態はポルフィリン化合物又はそれらの薬学的に許容される塩若しくはプロドラッグを有効成分として含有する。また、別の実施形態としてポルフィリン金属錯体、そのハロゲン化物若しくは水酸化物、又はそれらの薬学的に許容される塩若しくはプロドラッグを有効成分として含有する。ポルフィリン金属錯体の金属は、鉄、スズ、バナジウム、クロム、マンガン、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、鉛、及びカドミウムから選択される。ポルフィリン金属錯体として、Fe(III)プロトポルフィリンIX又はSn(IV)メソポルフィリンIXがあげられる。更に、クリプトスポリジウム症の治療又は予防薬として、デフェロキサミン又はその薬学的に許容される塩若しくはプロドラッグを有効成分として含有する物が挙げられる。表は、使用した薬剤及び各試験濃度でのクリプトスポリジウムの24時間後の増殖率を示す。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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