出願番号 |
特願2006-294933 |
出願日 |
2006/10/30 |
出願人 |
国立大学法人金沢大学 |
公開番号 |
特開2008-000126 |
公開日 |
2008/1/10 |
登録番号 |
特許第5028615号 |
特許権者 |
国立大学法人金沢大学 |
発明の名称 |
遺伝子発現プロファイルによるC型肝硬変及び肝癌の検出 |
技術分野 |
食品・バイオ、化学・薬品 |
機能 |
安全・福祉対策、検査・検出 |
適用製品 |
遺伝子発現プロファイルによるC型肝硬変及び肝癌の検出方法、C型肝硬変及び肝癌の検出試薬、C型肝硬変及び肝癌の検出診断 |
目的 |
C型肝硬変患者における診療では、肝細胞癌の早期発見が極めて重要である。従来の画像診断では、造影剤を用いる必要があり、一定の危険があった。また、マーカーを用いる方法では、すべての肝細胞癌患者で有用とは限らなかった。従って、高精度で安全な肝細胞癌の診断方法の開発が望まれてきた。そこで、C型肝硬変あるいは肝癌に関連して発現が変動する遺伝子を解析して、C型肝硬変あるいは肝癌を検出する方法並びに試薬を提供する。 |
効果 |
ここに用いられる21の遺伝子は、C型肝硬変あるいは肝癌に罹患した場合に発現が変動し、特に、C型肝硬変と肝癌の間で、発現が変動する。この21の遺伝子の発現プロファイルを解析することにより、C型肝硬変あるいは肝癌を検出することができ、さらにC型肝硬変と肝癌を判別診断することができる。特に、C型ウイルス感染陽性患者であってC型慢性肝炎又はC型肝硬変に罹患している患者において、肝癌の罹患の有無又は肝癌に罹患するリスク等を予測することができる。 |
技術概要
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C型肝硬変又は肝癌において発現が変動する21の遺伝子からなる群から選択される少なくとも1つの遺伝子の発現プロファイルを得て、発現プロファイルに基づいてC型肝硬変あるいは肝癌を検出する方法、並びにC型肝硬変又は肝癌において発現が変動する21の遺伝子からなる群から選択される少なくとも1つの遺伝子の塩基配列からなるヌクレオチド又はその一部配列を含むヌクレオチドを含むC型肝硬変あるいは肝癌を検出するための試薬および検出方法である。遺伝子の一部を挙げる。(1)interleukin-1 receptor-associated kinase 3 (IRAK3)、(2)chondroitin sulfate proteoglycan 2 (versican) (CSPG2)、(3)interleukin 1, beta (IL1B) 、(4)kynureninase (L-kynurenine hydrolase) (KYNU) 、(5)lactate dehydrogenase A (LDHA) 、(6)pre-B-cell colony enhancing factor 1 (PBEF1) 、(7)amiloride-sensitive cation channel 3 (ACCN3)等である(図参照)。図は、用いる(1)〜(11)の11遺伝子を示す図、11遺伝子による階層クラスタリング、残る(12)〜(21)の10遺伝子を示す図、21遺伝子について階層クラスタリングを行なった結果を示す図である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【有】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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