RAGEポリペプチドの新規用途

開放特許情報番号
L2010004919
開放特許情報登録日
2010/8/27
最新更新日
2012/7/30

基本情報

出願番号 特願2006-069908
出願日 2006/3/14
出願人 国立大学法人金沢大学
公開番号 特開2007-244253
公開日 2007/9/27
登録番号 特許第4951755号
特許権者 国立大学法人金沢大学
発明の名称 RAGEポリペプチドの新規用途
技術分野 食品・バイオ、化学・薬品
機能 安全・福祉対策、検査・検出
適用製品 RAGEポリペプチドの新規用途、鞭毛を有する細菌に関連する疾患の治療薬のスクリーニング方法、鞭毛を有する細菌の検出方法、鞭毛を有する細菌の収集方法、鞭毛を有する細菌に関連する疾患の治療剤
目的 Receptor for advanced gylcation endproducts (RAGE)ポリペプチドとは、advanced gylcation endproducts (AGE)の受容体として機能しうるすべてのポリペプチドを意味する。これまでにRAGEポリペプチドの機能に関しては種々の報告があり、RAGEが様々な病態に関与している可能性が考えられているが、RAGEポリペプチドと細菌の鞭毛との結合に関する報告はなされていない。そこで、RAGEポリペプチドの鞭毛を有する病原性細菌に関連する疾患への応用を図る。
効果 これまで、RAGEポリペプチドと細菌の鞭毛との結合に関する情報はなかったが、この技術により、鞭毛を有する細菌に関連する疾患に対する治療薬のスクリーニング方法、鞭毛を有する細菌の検出方法、鞭毛を有する細菌の収集方法、さらには、鞭毛を有する細菌に関連する疾患に対する治療剤といった新しい用途への適用が可能となる。
技術概要
RAGE ポリペプチドと、フラジェリン、細菌由来の鞭毛、又は鞭毛を有する細菌との結合に対する被検物質の作用に基づいて、この被検物質の、鞭毛を有する細菌に関連する疾患に対する治療薬としての効果を評価する方法が提供される。この治療薬としての効果を評価する方法は次の工程からなる;1) RAGE ポリペプチドと、フラジェリン、細菌由来の鞭毛、または鞭毛を有する細菌と、被検物質とを混合し、この混合物中における、RAGE ポリペプチドと、フラジェリン、細菌由来の鞭毛、または鞭毛を有する細菌との結合量(A)を測定する、2) RAGE ポリペプチドと、フラジェリン、細菌由来の鞭毛、または鞭毛を有する細菌とを混合し、この混合物中における、RAGE ポリペプチドと、フラジェリン、細菌由来の鞭毛、または鞭毛を有する細菌との結合量(B)を測定する、3) 結合量(A)と結合量(B)との相違に基づき、この被検物質の、鞭毛を有する細菌に関連する疾患に対する治療薬としての効果を評価する。更に、被検試料中の、鞭毛を有する細菌を検出する方法等が提供される。図は、Listeria monocytogenesの生菌体とesRAGEとの結合曲線、Listeria monocytogenesの顕微鏡写真、およびesRAGE タンパクの添加効果を示す。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2024 INPIT