出願番号 |
特願2005-194017 |
出願日 |
2005/7/1 |
出願人 |
国立大学法人金沢大学 |
公開番号 |
特開2007-007267 |
公開日 |
2007/1/18 |
発明の名称 |
骨密度計測装置 |
技術分野 |
生活・文化、食品・バイオ |
機能 |
安全・福祉対策、検査・検出、機械・部品の製造 |
適用製品 |
骨密度計測装置、非侵襲的骨密度計測装置、光センシング法による骨密度計測 |
目的 |
将来の高齢化社会にとって、骨粗鬆症は深刻な問題の一つと言える。骨粗鬆症は、生活習慣が大きな原因となりえるため、日頃から骨密度を計測して骨の状態を知る必要があるが、現在の主な骨密度計測器は、X線や超音波を利用するため、大型で高価であり、個人が日常的に骨密度をセルフチェックすることは難しい。一方、光センシング法による生体情報計測法は、小型・安価で高性能で、飛躍的に応用範囲が広がるものと期待されている。そこで、光センシング法を骨密度の非侵襲的計測に適用した、小型・低価格の非侵襲的骨密度計測装置を提供する。 |
効果 |
骨における光の散乱を計測するので、従来のX線や超音波のように、透過信号を反対側で検出する必要がないため、装置全体を小型化して簡便に使用することが可能となる。さらに、汎用のLEDとフォトダイオードが利用可能であるため、大幅な低コスト化となる。これにより、小型・低価格が実現でき、この装置を利用することにより、骨密度計測を、体温測定のような日常的な自己検査レベルへ引き下げることが可能となる。 |
技術概要
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光を利用して、骨密度を計測する骨密度計測装置に関する。この骨密度計測装置の計測部は、近赤外光を発光する発光部(LED)と、計測対象の骨を介して受光する受光部(フォトダイオード・アレイ)とで構成されている。発光部、受光部は、制御部と接続されている。制御部は、発光部の発光を制御し、受光部から計測値を入力し、骨密度として表示する。皮膚及び骨で反射・散乱した光は、1列に並べられたフォトダイオードにより検出される。遠いフォトダイオードでは、皮膚からの反射・散乱光の影響を受けず、より深部にある骨の密度特性を反映した反射・散乱光が検出される。発光ダイオードから遠いフォトダイオードから得られた反射・散乱光強度の空間分布を解析することで骨密度情報のみを抽出することができる。図は、骨密度計測装置の概略構成、模擬骨組織サンプルに対する反射・散乱光の空間分布と反射・散乱光強度分布の傾きと海綿骨チップ密度との相関関係から骨密度を非侵襲的に計測可能であることを示す図、複数方向で反射・散乱光強度分布を計測するために放射状または同心円状にフォトダイオード・アレイを配置した例、および骨密度を計測している様子を示す。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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