出願番号 |
特願2005-065134 |
出願日 |
2005/3/9 |
出願人 |
国立大学法人金沢大学 |
公開番号 |
特開2006-248936 |
公開日 |
2006/9/21 |
登録番号 |
特許第4923236号 |
特許権者 |
国立大学法人金沢大学 |
発明の名称 |
骨密度向上剤、抗骨粗鬆症薬および抗骨粗鬆症食品 |
技術分野 |
食品・バイオ、化学・薬品、生活・文化 |
機能 |
食品・飲料の製造、安全・福祉対策、材料・素材の製造 |
適用製品 |
骨密度向上剤、抗骨粗鬆症薬、抗骨粗鬆症食品、骨代謝性疾患、ピルビン酸 |
目的 |
近年、骨代謝性疾患のメカニズムの解明や予防・治療方法の探索が進み、骨代謝に関わる生体反応に対し、様々な物質が様々な態様で作用することが明らかにされつつある。しかし、骨代謝性疾患にはなお不明な点が多く、その予防・治療方法も満足できる段階になく、骨密度の低下に対する予防・治療に有効な薬剤について、効力・安全性においてもより優れた薬剤の出現が望まれている。そこで、骨粗鬆症などの骨代謝性疾患における骨密度の低下の予防・治療に有用な骨密度向上剤、抗骨粗鬆症薬および抗骨粗鬆症食品を提供する。 |
効果 |
骨密度向上剤における有効成分であるピルビン酸は、細胞内で解糖系の代謝産物としてグルコースより生合成され、好気的条件下ではミトコンドリア内でTCA回路に入り、細胞のエネルギー源となるATPを産生するものであり、安全性の極めて高い物質である。ピルビン酸は、骨粗鬆症などの骨代謝性疾患における骨密度の低下の予防・治療に優れた効果を有する。 |
技術概要
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この骨密度向上剤、抗骨粗鬆症薬、および抗骨粗鬆症食品は、ピルビン酸またはその薬学上許容される塩を有効成分とする。ピルビン酸の薬学上許容される塩としては、ナトリウム塩やカリウム塩やカルシウム塩などが挙げられる。ピルビン酸またはその薬学上許容される塩は、顆粒剤や錠剤やカプセル剤などに製剤化し、服用することで、優れた骨密度向上作用に基づく抗骨粗鬆症薬として機能する。その服用量は、例えば、10mg/日〜100g/日の範囲において、適宜決定することができる。なお、投与形態は、非経口的な投与であってもよい。また、ピルビン酸またはその薬学上許容される塩は、種々の形態の食品(サプリメントを含む)に、骨密度向上作用を発揮するに足る有効量を添加し、骨粗鬆症に対する予防効果あるいは治療効果をもたらす抗骨粗鬆症食品として食することができる。ピルビン酸は、エネルギー補充の目的で、高齢者に対しても、点滴用栄養液に含有される場合が多く、生体への投与後に著明な副作用出現の可能性は低いと考えられる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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