出願番号 |
特願2008-253778 |
出願日 |
2008/9/30 |
出願人 |
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
公開番号 |
特開2010-082530 |
公開日 |
2010/4/15 |
登録番号 |
特許第5733691号 |
特許権者 |
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
発明の名称 |
溶液中粒子成分の連続回収方法 |
技術分野 |
その他 |
機能 |
その他 |
適用製品 |
溶液中粒子成分の連続回収システム |
目的 |
迅速で効率的に且つ低コストで溶液中の粒子成分を回収できる新しいフィルタレスの回収方法、及び溶液中の粒子成分と溶存成分を同時回収する方法を提供する。 |
効果 |
従来の連続遠心分離法による装置と比べて、格段に処理能力が大きく、ランニングコスト、イニシャルコスト、メンテナンスコストは逆に大幅に小さく、尚且つコンパクトである。よって、様々なプラントでの利用が期待できる。また、本発明の方法は、粒子成分のみならず、液液抽出の手法を併用することで、必要に応じて、溶存成分をも同時に回収できるという従来方法に見られない顕著な効果を持つ。 |
技術概要
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水溶液と水と混じり合わない溶媒の成す液液界面に水溶液中の粒子成分が凝集する現象を利用して、水溶液中の粒子成分をフィルタレスで連続して回収する溶液中粒子成分の連続回収方法である。水相と溶媒相を混合して乳濁させた状態(エマルション)とし、液液界面への粒子成分の凝集を促進させる。粒子成分を含む水試料のリザーバー20とエマルションフロー装置10とを結合する導管21に設けた送液ポンプ16により、リザーバー20からの水試料を、エマルションフロー装置10の第1ヘッド部11である筒を通して溶媒相中に向かって噴出する。同時に、エマルションフロー装置10の第2ヘッド部12である筒を通して水相の流れに向い合うように、溶媒相を微細化した液滴を噴出する。これにより、エマルションフロー装置10のカラム部13には、水相と溶媒相との混合相(乳濁混合相)からなる流れが発生する。その乳濁混合相がエマルションフロー装置10の相分離部(14、15)に到達すると、エマルションフローの状態が解かれて水相と溶媒相に相分離する。上方相分離部14には溶媒相が集合し、下方相分離部15には水相が集合する。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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