大豆食物繊維を豊富に含む油揚げ類の製造方法

開放特許情報番号
L2010004565
開放特許情報登録日
2010/8/13
最新更新日
2013/9/26

基本情報

出願番号 特願2008-310997
出願日 2008/12/5
出願人 ミナミ産業株式会社
公開番号 特開2010-130961
公開日 2010/6/17
登録番号 特許第5311994号
特許権者 ミナミ産業株式会社
発明の名称 大豆食物繊維を豊富に含み、かつ、内部に豆腐層を有する油揚げ類の製造方法
技術分野 食品・バイオ
機能 食品・飲料の製造
適用製品 大豆食物繊維を豊富に含む油揚げ類
目的 豆腐を原料とする油揚げ類の製造工程において、豆腐を絞ることなく水分調整を行う、高繊維質油揚げの製造技術であって、食物繊維を豊富に含み、かつ内部に豆腐層を有し、従来の薄揚げ及びがんもどきと同等の形状と食感を有する油揚げ類の製造方法に関する技術を提供する。
効果 豆腐を混練してペースト化したものに、食物繊維を含む大豆粉末を添加して水分調整することにより、時間をおかずに水分調整することが可能となった。これにより、豆腐を絞って水分調整をする場合に比べ、著しく生産効率が改善され、水分調整時の菌の繁殖が抑えられ、衛生管理が容易になった。
技術概要
 
豆乳製造工程で加熱処理が施された変性大豆タンパクを含有する豆腐をペースト化する工程と、豆腐ペーストに、食物繊維を含む大豆粉末を添加して水分調整しながら、膨張剤及びタンパク結着酵素を加えて混練し、均質化したフライ用生地を得る工程と、均質化したフライ用生地を成形し、熟成する工程と、熟成後のフライ用生地を適宜切断して二段階フライする工程とからなる製造方法である。豆腐は、大豆全粉を原料とする豆腐である。豆腐は、大豆を原料として工程中でおからを除去する伝統的な製法で作られた豆腐である。食物繊維を含む大豆粉末は、表皮を除いた又は除いていない大豆を微粉砕した大豆全粉である。大豆粉末の添加による水分調整は、調整後の水分含有量が70〜85%となるように行う。膨張剤は炭酸水素ナトリウムである。均質化したフライ用生地に各種具材、または大豆以外の食品の粉末を添加することも可能である。
実施実績 【有】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 食物繊維を含む大豆粉末を添加して水分調整した豆腐ペーストに、食物繊維の存在によるタンパク質の結着の阻害を補うためのタンパク結着酵素を添加して生地を調製することにより、食物繊維含有量の高い油揚げ類の製造を可能とした。
改善効果2 変性大豆タンパクを含有した豆腐ペーストをフライすることにより、内部に豆腐層を有し、従来の薄揚げ及びがんもどきと同等の形状と食感を有する油揚げ類を製造可能とした。
改善効果3 この製法による工程中には生地を圧縮する工程が無いために、本発明によれば、表皮が歯切れ良く柔らかい油揚げ類を製造できる。

登録者情報

登録者名称 ミナミ産業株式会社

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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