リビングラジカル重合法のための触媒

開放特許情報番号
L2010004502
開放特許情報登録日
2010/8/13
最新更新日
2023/1/24

基本情報

出願番号 特願2010-527855
出願日 2009/9/8
出願人 国立大学法人京都大学
公開番号 WO2010/027093
公開日 2010/3/11
登録番号 特許第5881292号
特許権者 国立大学法人京都大学
発明の名称 リビングラジカル重合法のための触媒
技術分野 化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 リビングラジカル重合法のための触媒
目的 リビングラジカル重合のための高い活性を有する触媒およびこの触媒を用いた重合法を提供する。
効果 高い活性を有するリビングラジカル重合のための触媒およびそれを用いた重合方法が提供できる。この触媒は、低毒性であるという利点を有する。この触媒は、反応液に高溶解性であるという利点を有し、そのため、配位子を添加して錯体とする必要もない。この触媒は、高い活性を有するため、重合反応に高温(例えば、110℃以上)を必要とすることもなく、そして触媒の使用量を低減することができる。また、ポリマー成長鎖を反応中に保護するために高価な特殊な保護基を必要とすることもない。
技術概要
リビングラジカル重合法のための触媒は、炭素からなる少なくとも1つの中心元素と、中心元素に結合したハロゲン原子とを含み、中心元素には、さらに、電子吸引性置換基または中心元素と一緒になって共鳴構造を形成する置換基が2つまたは3つ結合しており、ここで、置換基が2つ存在する場合、2つの置換基は互いに連結されて中心元素と2つの置換基が環構造を形成してもよく、置換基が3つ存在する場合、3つの置換基のうちの2つが互いに連結されて連結された2つの置換基と中心元素とが環構造を形成してもよく、3つの置換基が互いに連結されて環構造を形成してもよく、中心元素に結合した置換基により、中心元素からハロゲン原子が脱離して生成する炭素ラジカルが安定化される。触媒は、炭素からなる1つ以上の中心元素と、中心元素に結合したハロゲン原子とを含む、式に示す化合物からなり、R↑a(R↑b、R↑c)は、二重結合又は三重結合を有する有機基又はハロゲンであり、R↑a(R↑b、R↑c)が二重結合又は三重結合を有する場合、二重結合又は三重結合を構成する原子のうちの1つが式中の中心元素の炭素に結合している。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 この方法により得られたポリマーから得られる成形品は、成形時に着色したり臭いがついたりすることが実質的にないという利点を有する。
アピール内容 京都大学「産学連携情報プラットフォーム(フィロ)」をご紹介します。
産学連携の新たな取り組みなど、有益な情報を発信しています。

https://philo.saci.kyoto-u.ac.jp/

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【有】   
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