成長因子のプロペプチド

開放特許情報番号
L2010004454
開放特許情報登録日
2010/8/6
最新更新日
2016/3/23

基本情報

出願番号 特願2010-123957
出願日 2010/5/31
出願人 国立研究開発法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2011-246420
公開日 2011/12/8
登録番号 特許第5871249号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 成長因子のプロペプチド
技術分野 食品・バイオ
機能 安全・福祉対策
適用製品 成長因子のプロペプチド
目的 成長因子のプロペプチドの新たな使用を提供する。
効果 成長因子のプロペプチドは、成熟型成長因子と結合することにより、或いはそれ自身で成長因子の阻害作用などの成長因子の作用を調節する生理活性を有することを見出した。このことにより、今後はプロペプチドの生理活性について注目されることになり、成長因子の真の作用メカニズムが明らかにされると期待される。
技術概要
プロペプチドの使用、成長因子の阻害剤、薬物のスクリーニング方法を提供する。成長因子前駆体から成熟型成長因子部分を除いたプロペプチドの生理活性物質としての使用、プロペプチドが成熟型成長因子の少なくとも1つの生理活性を抑制する。成長因子がBDNFである。成長因子前駆体から切断されたプロペプチドと成熟型成長因子が切断後も強固な結合を有する。成長因子前駆体から成熟型成長因子部分を除いたプロペプチドを有効成分とする成長因子の阻害剤である。成長因子がBDNFであり、BDNFのプロペプチドを有効成分とする成長因子の阻害剤である。in vivoまたはin vitroで細胞に成長因子前駆体から成熟型成長因子部分を除いたプロペプチドを作用させ、次いで細胞に候補化合物を作用させるプロペプチドの作用を抑制する薬物のスクリーニング方法である。プロペプチドがBDNFのプロペプチドであり、前記薬物が抗うつ薬である。BDNF前駆体は、furinやtissue plasminogen activator(tPA)により切断されて成熟型BDNFとBDNFプロペプチドに分かれる(図)。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 BDNF前駆体は神経細胞死促進作用を有し、BDNFプロペプチドについてもBDNFの機能の抑制を通じて神経細胞死促進作用を有することが予測され、BDNFのプロペプチドの機能を抑制することで、脳疾患の発症予防ないし治療が可能であると期待される。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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