生体内遺伝子発現検出用組成物

開放特許情報番号
L2010004408
開放特許情報登録日
2010/8/6
最新更新日
2010/8/6

基本情報

出願番号 特願2004-007548
出願日 2004/1/15
出願人 国立大学法人福井大学
公開番号 特開2005-198545
公開日 2005/7/28
登録番号 特許第4340735号
特許権者 国立大学法人福井大学
発明の名称 生体内遺伝子発現検出用組成物
技術分野 食品・バイオ
機能 安全・福祉対策、検査・検出
適用製品 生体内遺伝子発現検出用組成物、遺伝子治療における治療遺伝子の発現モニタリング、インビボ遺伝子発現検出システム、胚性幹細胞を用いた細胞移植治療、遺伝子治療
目的 再生医療における胚性幹細胞を用いた細胞移植治療が現実のものとなりつつあり、遺伝子治療も実際の臨床治療の選択の一つとして確立されてきた。しかし生体内へ移植した細胞の機能はもとより、その生死すら、多くの場合体外に取り出して調べる他に正確に把握する術を持たないのが現状である。そこで、細胞移植治療における機能性細胞もしくはES細胞等の生死判別や、遺伝子治療における治療遺伝子の発現モニタリングなどの方法として、インビボ遺伝子発現検出システムの開発が切望されていた。そこで、生体内遺伝子発現検出システムを提供する。
効果 非侵襲的に生体内遺伝子の発現検出が可能となった。この技術によると、L-アミノ酸変異等によりリガンド結合特異性が変化し、天然エストロゲンとの結合能を失った変異型エストロゲン・レセプター遺伝子をコードする遺伝子(Mer)をレポーター遺伝子として組み込んだプラスミドを含む形質転換細胞が発現して産生するMer蛋白と選択的に結合する合成ステロイド誘導体をMer蛋白の非侵襲的生体内レセプター遺伝子発現検出プローブとして利用することができる。
技術概要
この非侵襲的生体内遺伝子発現検出用組成物は、天然エストロゲンとの結合能を有せず、マウス・エストロゲン・レセプターの525番目のGlyがArgへ1アミノ酸変異した変異型エストロゲン・レセプターをコードする遺伝子(Mer)をレポーター遺伝子として組み込んだプラスミドを有する形質転換細胞が発現して産生するMer蛋白と選択的に結合する合成ステロイド誘導体を含んでなる。ここで、レポーター遺伝子を組み込んだプラスミドを有する細胞としてMer蛋白を常時発現する胚性幹細胞、Mer蛋白をミフェプリストンにより発現する胚性幹細胞が挙げられる。図は、液体シンチレーションカウンターLSC-500(Aloka)による3H標識の4−ヒドロキシタモキシフェンの細胞への取り込みを計測した結果である(A:対照、B:タモキシフェン処理)。Mer発現細胞株では有意な取り込みの上昇を確認できる。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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