癌特異的酢酸代謝を標的とした癌バイオマーカー・検査方法・治療剤

開放特許情報番号
L2010004406
開放特許情報登録日
2010/8/6
最新更新日
2010/8/6

基本情報

出願番号 特願2008-120023
出願日 2008/5/1
出願人 国立大学法人福井大学
公開番号 特開2009-268381
公開日 2009/11/19
発明の名称 癌特異的酢酸代謝を標的とした癌バイオマーカー・検査方法・治療剤
技術分野 食品・バイオ、化学・薬品
機能 安全・福祉対策、検査・検出
適用製品 癌特異的酢酸代謝を標的とした癌バイオマーカー、癌診断のための検査方法、癌治療剤、癌治療物質のスクリーニング方法、抗癌治療効果の評価方法
目的 癌細胞は、一般に解糖系が亢進し、これにより優先的にエネルギーを得ている。そのため、糖代謝の亢進は、癌細胞のよいバイオマーカーになってきた。例えば、FDGを用いた陽電子断層撮影は、有用な癌細胞の診断法として確立している。しかし、糖代謝を指標とした癌細胞の鑑別では、糖代謝の活発な正常細胞や炎症細胞と見分けがつかない、一部の組織の癌では鑑別が困難である等の欠点があった。そこで、新規癌特異的代謝経路を探索するとともに、これを標的とした癌診断の為の検査方法、治療剤、そのスクリーニング方法及び治療評価の方法を提供する。
効果 癌特異的なアセチルCoAシンセターゼ2の発現変動を調べることで、迅速かつ簡便な癌の診断が可能となる。特に、癌特異的なアセチルCoAシンセターゼ2は、低酸素条件下では発現レベルが正常細胞に比べ顕著に異なり、癌の判定が容易に行える。更に、癌におけるアセチルCoAシンセターゼ2の発現を制御するので、癌の治療が可能となる。又、この遺伝子もしくはその発現産物を用いて遺伝子の発現もしくは産物の活性を制御する物質を選択することで、癌に対する新規治療薬の探索が可能となる。あるいはまた、癌に対する治療効果の評価が可能となる。
技術概要
癌特異的酢酸代謝またはアセチルCoAシンセターゼ2(Acss2)をコードする遺伝子を標的とした癌の治療剤、治療剤のスクリーニング方法、検査方法、および治療評価方法に関する。つまり、@個体から採取した試料における、アセチルCoAシンセターゼ2の発現量または低酸素条件下での酢酸産生量を測定することを含む、この個体が癌に罹患しているか否かを判定する方法、A個体における、アセチルCoAシンセターゼ2遺伝子の発現またはその産物の活性を抑制することによる、癌の治療方法、BアセチルCoAシンセターゼ2発現細胞に被験物質を接触させ、この細胞における、アセチルCoAシンセターゼ2遺伝子の発現を測定すること、および被験物質を接触させていない対照細胞と比較してアセチルCoAシンセターゼ2の発現または活性を抑制した物質を、癌を治療しうる物質として選択することを含む、癌を治療する物質のスクリーニング方法、C治療中または治療を受けた癌患者から経時的に採取した癌部位を含む試料における、アセチルCoAシンセターゼ2の発現の推移を評価することを含む、癌患者に対する抗癌治療効果の評価方法である。
イメージ図
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2018 INPIT