黄銅および黄銅の製造方法

開放特許情報番号
L2010004382
開放特許情報登録日
2010/8/6
最新更新日
2010/8/6

基本情報

出願番号 特願2008-262812
出願日 2008/10/9
出願人 国立大学法人電気通信大学
公開番号 特開2010-090448
公開日 2010/4/22
発明の名称 黄銅および黄銅の製造方法
技術分野 金属材料、電気・電子
機能 材料・素材の製造、鋳造・鍛造
適用製品 黄銅、微細組織を有する黄銅、端子・コネクタ部品用黄銅材料
目的 黄銅は、強度が高く、加工性が良く、安価であるため広い用途に使用されている。通常、黄銅は、圧延処理工程とその後の焼鈍処理工程を経て得られるが、強度と加工性の間のバランスの調整が難しく、両者共に高めることは難しい。最近、この強度と加工性のアンバランスを改善し、両特性をより高めた黄銅を得るため、高い圧下率で黄銅を圧延処理し、350℃〜650℃程度で焼鈍処理する方法が提案されているが、強度及び延性共に、未だ十分とは言い難い。そこで、高い強度と良好な延性を兼ね備えた黄銅、およびそのような黄銅の製造方法を提供する。
効果 この製造方法によって製造される黄銅は、従来の黄銅に比べて、高い強度と良好な延性を兼ね備えている。従来のアプローチは均一微細組織で構成された黄銅であったが、この技術は、従来とは全く逆の、不均一微細組織を有するもので、ラメラ状結晶により高い強度が得られ、内部に焼鈍双晶を有する再結晶粒により高い延性が得られる。この黄銅は、端子、コネクタ部品等に使用される黄銅材料に適用することができる。
技術概要
微細組織を有する黄銅及びそのような黄銅の製造方法に関する。この黄銅は、亜鉛を10重量%〜40重量%含む黄銅であって、複数のラメラ状結晶と、内部に焼鈍双晶を有する複数の再結晶粒と、を含む微細組織を有する。複数のラメラ状結晶の少なくとも一つは、内部に双晶を有しても良く、また、一つのラメラ状結晶中に含まれる双晶は、実質的に同一の方向に延在していても良い。ラメラ状結晶は、50nm〜300nm程度の幅を有し、再結晶粒は、100nm〜1μm程度の全長を有する。この黄銅の製造方法は、(a)亜鉛を10重量%〜40重量%含む黄銅の材料を準備するステップと、(b)この材料を60%以上の圧下率で圧延処理するステップと、(c)(b)のステップに引き続き、圧延された材料を600K以下の温度で焼鈍処理するステップであって、これにより、複数のラメラ状結晶と、内部に焼鈍双晶を有する複数の再結晶粒とを含む微細組織が形成されるステップと、を有する。図は、黄銅の微細組織の一例を模式的に示した図、応力−歪み曲線、伸びと最大応力の関係、及び高圧下率(圧下率86%)で圧延した黄銅を563Kで焼鈍処理した後に得られる微細組織の一例を示した写真である。
イメージ図
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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