出願番号 |
特願2008-076556 |
出願日 |
2008/3/24 |
出願人 |
国立大学法人電気通信大学 |
公開番号 |
特開2009-229918 |
公開日 |
2009/10/8 |
登録番号 |
特許第5099696号 |
特許権者 |
国立大学法人電気通信大学 |
発明の名称 |
広帯域離散スペクトル発生装置、及び、その周波数制御方法 |
技術分野 |
機械・加工、電気・電子、その他 |
機能 |
検査・検出、機械・部品の製造、その他 |
適用製品 |
スペクトル計測器 |
目的 |
この発明は、二波長の励起レーザー光の非線形媒質における差周波数に対応する周波数のコヒーレンスな屈折率変化を誘起して、広帯域離散スペクトルを発生する広帯域離散スペクトル発生装置、及び、その周波数制御方法を提供する。 |
効果 |
この発明の装置によれば、2つの周波数成分由来の広帯域光発生において、スペクトルの広帯域化以前に周波数を指定できる上に、単純な光共振器を参照するだけで、励起光を光共振器の共振周波数にロックすることでき、これより、その絶対周波数を制御した所望の広帯域離散スペクトルを発生することができ、広帯域離散スペクトルから生成される超短パルスの周波数を制御することが可能となり、また、全てのスペクトル線を特定の周波数の整数倍に限定でき、超短パルス列中の個々の電場波形も固定にも応用できる。 |
技術概要
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近年、気体分子の振動や回転状態を断熱的に励起させ、ラマンサイドバンドと呼ばれる広帯域な離散スペクトルが得られる様になっている。この方法によって得られるフェムト秒の超短波パルス光は、非線形光学応答を利用した非破壊、非侵襲の物質測定、物体の超精密加工などに利用されている。しかし従来用いられていたCEOを制御する方法では高度な周波数の測定、安定化が不十分であった。 この発明の装置は、レーザー光源から出射された二波長の励起レーザー光が入射される光共振器を通過した励起レーザー光の光強度を検出する。その検出出力に基づいて、レーザー光源から出射される二波長の励起レーザー光の周波数を制御する制御部により、二波長の励起レーザー光の周波数を光共振器の共振周波数に周波数ロックし、二波長の励起レーザー光の差周波数を光共振器のフリースペクトルレンジの整数倍で、且つ、二波長の励起レーザー光の差周波数の整数倍とする制御を行い、広帯域離散スペクトル生成用セルにより、二波長の励起レーザー光の非線形媒質における差周波数に対応する周波数のコヒーレンスな屈折率変化を誘起して、広帯域離散スペクトルを発生する。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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