出願番号 |
特願2006-118342 |
出願日 |
2006/4/21 |
出願人 |
国立大学法人電気通信大学 |
公開番号 |
特開2007-253233 |
公開日 |
2007/10/4 |
登録番号 |
特許第4797170号 |
特許権者 |
国立大学法人電気通信大学 |
発明の名称 |
金属材料製造方法及び装置 |
技術分野 |
機械・加工、金属材料 |
機能 |
機械・部品の製造、材料・素材の製造 |
適用製品 |
金属材料製造装置 |
目的 |
機械材料として用いる金属材料の強度を向上させれば、信頼性だけでなく、素材とエネルギー削減に強い影響力をもつため、超強加工を行い結晶粒を超微細化することで金属材料を強化する材料強化法が考えられてきた。 多軸鍛造法で結晶粒を微細化加工する場合、被加工対象である金属素材に対して付与する圧縮加工回数(1回の圧縮加工を1パスと呼ぶ)を極力少なくすることが、強化された金属材料を量産する際の製造工程を簡略化できる点で重要である。 この発明は、加工素材に対する加工パス数を一段と低減することを目的とする。 |
効果 |
粗大かつ硬さが高い第二相粒子を分散させてなる金属材料を、転位の上昇運動と消滅さらには再配列を促し、転位密度を減少させるが、粒界移動が起りにくい温度又は0.4Tmないし0.7Tmの加工温度で圧縮することにより、第二相粒子の周囲に微細な新粒が多数形成されるが、ひずみを蓄積させるとともに、微細粒領域が増加していく。この際、再結晶を抑えながら回復を起こすことにより、その微細粒のサイズが高ひずみ域まで維持され、その結果従来より一段と少ないパス数で均一性が良い微細結晶粒をもつ金属材料を製造することができる。 |
技術概要
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母相合金結晶組織に当該母相合金結晶組織の結晶粒より粗大かつ硬さが高い第二相結晶粒子を分散させてなる金属材料3Aを、多軸鍛造手段2によって、転位の上昇運動と消滅さらには再配列を促し、転位密度を減少させるが、粒界移動が起らない温度又は0.4Tmないし0.7Tm(Tmは母相合金結晶組織の絶対温度の融点)の圧縮加工温度で、多軸鍛造加工することにより、母相合金結晶組織の結晶粒を微細化する。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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