カーボンチューブ及びカーボンチューブの製造方法

開放特許情報番号
L2010004338
開放特許情報登録日
2010/8/6
最新更新日
2010/12/17

基本情報

出願番号 特願2005-241298
出願日 2005/8/23
出願人 国立大学法人電気通信大学
公開番号 特開2007-056295
公開日 2007/3/8
登録番号 特許第4625955号
特許権者 国立大学法人電気通信大学
発明の名称 カーボンチューブ及びカーボンチューブの製造方法
技術分野 無機材料、電気・電子
機能 材料・素材の製造
適用製品 カーボンチューブ、カーボンチューブ構造体、燃料電池用の電極材料・水素吸蔵材料・集積回路・デカナノカプセルに用いられるカーボンチューブ
目的 周知のカーボンナノチューブの製造方法は、真空装置を用いる必要があること、非常に高温なプロセスであることなどで非常にコストがかかる。他の製造方法も提案されているが、やはり、真空装置を用いる必要があること、非常に高温なプロセスであること、所望のカーボンナノチューブを得るための製造条件の制御が難しいこと、など製造工程が複雑且つ高価である。そこで、低温且つ制御が容易な方法で製造が可能なカーボンチューブ及びカーボンチューブの製造方法を提供する。
効果 この技術により、低温且つ制御が容易な方法でカーボンチューブを製造することができる。そのとき、カーボンチューブの形状を容易に制御することができる。この製造方法は、工業的なプロセスに応用することが容易である。例えば、所望の形状のカーボンチューブを大量に製造することや、所望の形状のカーボンチューブを大面積の基板上に均一に製造することなどに応用できる。そして、製造されたカーボンチューブは、基板に載せたまま、又は、カーボンチューブ単独で、電子放出源、半導体、触媒、デカナノカプセルなどに利用することが可能である。
技術概要
カーボンチューブ及びカーボンチューブの製造方法、特に有機溶剤を用いて製造を行うカーボンチューブ及びカーボンチューブの製造方法に関する。このカーボンチューブの製造方法は、導電層を有する基板上のアルミニウム膜を陽極酸化して、柱状の空孔を有する多孔体としてのアルミナを形成する工程と、そのアルミナを一方の電極として、炭素を含有する有機溶剤を電気分解して、空孔の側壁に炭素を積層する工程と、多孔体を取り除く工程とからなる。有機溶剤としては、メタノール、エタノール、及びエチレングリコールといったアルコール系溶剤が好ましい。導電層と、この導電層上に設けられ、導電層の表面から上方へ伸びる複数のカーボンチューブとを具備し、この複数のカーボンチューブは、三角格子における各格子点の位置に設けられているカーボンチューブ構造体が提供される。図は、カーボンチューブの製造方法を示す断面図、カーボンチューブの実施の形態の構成を模式的に示すカーボンチューブと基板からなるカーボンチューブ構造体斜視図、およびカーボンチューブの製造方法の実施例を示す模式図である。
イメージ図
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2019 INPIT