出願番号 |
特願2005-241298 |
出願日 |
2005/8/23 |
出願人 |
国立大学法人電気通信大学 |
公開番号 |
特開2007-056295 |
公開日 |
2007/3/8 |
登録番号 |
特許第4625955号 |
特許権者 |
国立大学法人電気通信大学 |
発明の名称 |
カーボンチューブ及びカーボンチューブの製造方法 |
技術分野 |
無機材料、電気・電子 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
カーボンチューブ、カーボンチューブ構造体、燃料電池用の電極材料・水素吸蔵材料・集積回路・デカナノカプセルに用いられるカーボンチューブ |
目的 |
周知のカーボンナノチューブの製造方法は、真空装置を用いる必要があること、非常に高温なプロセスであることなどで非常にコストがかかる。他の製造方法も提案されているが、やはり、真空装置を用いる必要があること、非常に高温なプロセスであること、所望のカーボンナノチューブを得るための製造条件の制御が難しいこと、など製造工程が複雑且つ高価である。そこで、低温且つ制御が容易な方法で製造が可能なカーボンチューブ及びカーボンチューブの製造方法を提供する。 |
効果 |
この技術により、低温且つ制御が容易な方法でカーボンチューブを製造することができる。そのとき、カーボンチューブの形状を容易に制御することができる。この製造方法は、工業的なプロセスに応用することが容易である。例えば、所望の形状のカーボンチューブを大量に製造することや、所望の形状のカーボンチューブを大面積の基板上に均一に製造することなどに応用できる。そして、製造されたカーボンチューブは、基板に載せたまま、又は、カーボンチューブ単独で、電子放出源、半導体、触媒、デカナノカプセルなどに利用することが可能である。 |
技術概要
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カーボンチューブ及びカーボンチューブの製造方法、特に有機溶剤を用いて製造を行うカーボンチューブ及びカーボンチューブの製造方法に関する。このカーボンチューブの製造方法は、導電層を有する基板上のアルミニウム膜を陽極酸化して、柱状の空孔を有する多孔体としてのアルミナを形成する工程と、そのアルミナを一方の電極として、炭素を含有する有機溶剤を電気分解して、空孔の側壁に炭素を積層する工程と、多孔体を取り除く工程とからなる。有機溶剤としては、メタノール、エタノール、及びエチレングリコールといったアルコール系溶剤が好ましい。導電層と、この導電層上に設けられ、導電層の表面から上方へ伸びる複数のカーボンチューブとを具備し、この複数のカーボンチューブは、三角格子における各格子点の位置に設けられているカーボンチューブ構造体が提供される。図は、カーボンチューブの製造方法を示す断面図、カーボンチューブの実施の形態の構成を模式的に示すカーボンチューブと基板からなるカーボンチューブ構造体斜視図、およびカーボンチューブの製造方法の実施例を示す模式図である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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