出願番号 |
特願2004-261676 |
出願日 |
2004/9/8 |
出願人 |
国立大学法人電気通信大学 |
公開番号 |
特開2006-080798 |
公開日 |
2006/3/23 |
登録番号 |
特許第4512821号 |
特許権者 |
国立大学法人電気通信大学 |
発明の名称 |
通信システム |
技術分野 |
情報・通信、電気・電子、生活・文化 |
機能 |
検査・検出、制御・ソフトウェア、機械・部品の製造 |
適用製品 |
情報通信機器、携帯電話 |
目的 |
この発明は、複数の受信アンテナを備えた受信機において、全ての受信アンテナがブロッキングに遭遇した場合であっても、ブロッキング中の信号の抽出できる通信システムを提供する。 |
効果 |
この発明の装置によれば、遅延させた信号系列を重畳しているため、所定時刻の送信信号がブロッキング等により受信できない場合であっても、受信できなかった信号は、遅延時間後に受信信号内において再度出現することとなり、損失された信号を推定することができる。 |
技術概要
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最近では、MIMO(多入力多出力)チャネルが脚光を浴びている。これは、送信アンテナ数、及び受信アンテナ数を複数にする方式であり、これにより陸上移動体通信等において、フェージングの影響による伝送路の劣化を軽減させることができる。しかし、携帯電話などの一般の商用の移動機は、全ての送信アンテナから送信された信号を受信できなくなる、いわゆるブロッキングに遭遇することがある。この発明の通信システムは、複数のユーザ宛に信号系列を送信する送信機であって、送信系列をユーザ毎に複数のサブキャリアに複製するコピー器と、複数のサブキャリア上の各信号系列に対し各ユーザに固有の拡散符号を乗算する拡散器と、全ユーザ宛の全サブキャリアを重畳する加算器と、複数のサブキャリア上の各信号系列を時間的に遅延させこの遅延された信号系列を元の信号系列に加算して送信信号を生成するシンボル遅延回路とを備える。このような構成をとることにより、ブロッキングにより受信できない場合、遅延時間後に受信信号を再度出現させ、損失された信号を推定できるものである。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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