原子価が低いチタン原子を含む微粒子の製造方法
- 開放特許情報番号
- L2010004312
- 開放特許情報登録日
- 2010/7/30
- 最新更新日
- 2022/9/1
基本情報
出願番号 | 特願2008-304098 |
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出願日 | 2008/11/28 |
出願人 | 独立行政法人科学技術振興機構 |
公開番号 | |
公開日 | 2010/6/10 |
登録番号 | |
特許権者 | 国立研究開発法人科学技術振興機構 |
発明の名称 | 原子価が低いチタン原子を含む微粒子の製造方法 |
技術分野 | 金属材料 |
機能 | 材料・素材の製造 |
適用製品 | 触媒、薄膜状のIC基板 |
目的 | 原子価が低いチタン原子を含む微粒子の新規な製造方法の提供。 |
効果 | 本技術によれば、原子価が低いチタン原子を含む微粒子を簡単な方法で得ることができる。 |
技術概要 |
この技術では、三ツ口フラスコに、四塩化チタン3.46g(18.2mmol)およびTHF60mLを投入し、四塩化チタン溶液を調製した。次に、三ツ口フラスコを恒温水槽内に配置し、恒温水槽を70℃に保って四塩化チタン溶液を加熱した。次に、10mLのTHFに水素化ホウ素ナトリウム91.0mmolを分散させた分散液を滴下ロートに配置し、滴下ロートから分散液を滴下した。そして、反応液を撹拌しながら恒温水槽の温度を70℃に保った状態で72時間保持した。テトラヒドロフランの沸点は66℃であるため、反応液の温度は約66℃に保たれたと考えられる。反応液の色は、最初は淡黄色であり、反応時間1時間では変化せず、反応時間24時間では暗黄色となり、反応時間72時間では黒色となった。この色の変化は、チタン原子が還元され、ゼロ価のチタンが存在していることを意味している。このように、反応時間が1時間程度ではチタンの還元がほとんど起こらず、従来行われていなかった24時間以上という長時間の反応によって初めてチタンの還元が明確に生じることが分かった。 |
実施実績 | 【無】 |
許諾実績 | 【無】 |
特許権譲渡 | 【否】 |
特許権実施許諾 | 【可】 |
登録者情報
登録者名称 | |
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その他の情報
関連特許 |
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