出願番号 |
特願2006-204155 |
出願日 |
2006/7/27 |
出願人 |
国立大学法人浜松医科大学 |
公開番号 |
特開2008-032447 |
公開日 |
2008/2/14 |
登録番号 |
特許第4834835号 |
特許権者 |
国立大学法人浜松医科大学 |
発明の名称 |
自閉症の診断薬 |
技術分野 |
電気・電子、化学・薬品、生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造、検査・検出 |
適用製品 |
生体タンパク質に対する抗体、高次の中枢神経系の障害、神経細胞、グリアの新生、細胞死、神経成長因子 |
目的 |
自閉症は、簡便な生物学的マ−カ−が確立されておらず、その診断が困難であり、早期に適切な処置を講じることができず、そのことが症状をさらに悪化させる原因になっていることに鑑み、医療の現場から、自閉症を早期に診断できる診断薬および診断方法の開発。 |
効果 |
自閉症の早期、簡便かつ信頼性のある診断が可能となる。特に抗TGFβ1抗体、抗HGF抗体、抗EGF抗体、又はこれらを適宜な手段で標識化してなる標識化抗体を用いて、ヒト(患者)の血液試料中のTGFβ1、HGF、EGFの濃度を測定することによって、自閉症の診断を容易に行うことができる。 |
技術概要
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この技術は、自閉症患者の血清中におけるTGFβ1、HGF、EGFのそれぞれのレベルが、健常者のそれらと比較して有意に低下していることを見出し、そして、このようなTGFβ1、HGFあるいはEGFのレベルの違いを利用することにより、抗トランスフォーミング成長因子ベータ1抗体(抗TGFβ1抗体)、抗肝細胞増殖因子抗体(抗HGF抗体)あるいは抗上皮成長因子抗体(抗EGF抗体)を用いて自閉症の早期、簡便かつ信頼性のある診断が可能となることに基づく。「抗トランスフォーミング成長因子ベータ1抗体」とは、トランスフォーミング成長因子ベータ1を抗原として用いて精製された抗体をいう。その抗体は、トランスフォーミング成長因子ベータ1に結合する能力があればよく、ポリクロ−ナル抗体、モノクロ−ナル抗体を含む。また好ましいものとしては、特異的にトランスフォーミング成長因子ベータ1に結合するポリクロ−ナル抗体、モノクロ−ナル抗体等が挙げられる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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