出願番号 |
PCT/JP2009/002731 |
出願日 |
2009/6/16 |
出願人 |
学校法人産業医科大学 |
公開番号 |
WO2009/153973 |
公開日 |
2009/12/23 |
発明の名称 |
直腸カテーテル及び注腸薬浸透促進システム |
技術分野 |
生活・文化 |
機能 |
安全・福祉対策 |
適用製品 |
潰瘍性大腸炎、慢性の腸疾患、難治性の疾患、副作用、局所治療 |
目的 |
注腸薬を直腸から大腸下部の全面に拡布するために、患者は直腸カテーテルを直腸内に挿入したまま体位変換を行わなければならないことに鑑み、患者自身が簡便に注腸薬を注腸することができ、容易に病変部位全体に注腸薬を行き渡らせ、且つ注腸薬を病変部位に十分に浸透させることができる直腸カテーテル及び注腸薬浸透促進システムの提供。 |
効果 |
加振バルーンを空気圧加振することによって、腸管内に充満した薬液を加振し、薬液が腸管内の粘膜に直接接触する圧力・浸透力を高めることができる。これにより、薬液の効用を十分に高めることが可能となる。また、加振バルーンの膨縮によって薬液は腸管内で蕩揺・攪拌されるため、患者は直腸カテーテルを直腸内に挿入した状態で体位変換を行わなくても病変部位全体に薬液を確実に行き渡らせることができる。 |
技術概要
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この技術は、カテーテル本体の内部には、肛門外バルーン及び肛門内バルーンの各々に膨縮用の空気を注排気するバルーン注排気路が形成されており、カテーテル本体の肛門内バルーンよりも遠位端側に、カテーテル本体側面の外方の液体を攪拌又は加振するための攪拌加振機構を備える。薬液を腸内の病変部位に局所投与する場合、カテーテル本体を肛門から直腸へ挿入した状態で、必要に応じて肛門内バルーン及び肛門外バルーンに給気して膨張させカテーテル本体を固定する。次いで、薬液注入路から腸内へ薬液を注入し、病変部位付近の腸管内に薬液を充満する。この状態で、攪拌加振機構を用いて肛門内バルーンより先(腸管奥側)のカテーテル本体側面の外方の薬液を攪拌又は加振する。これにより、薬液が腸管内の粘膜に直接接触する圧力・浸透力を高めることができる。また、肛門内バルーン及び肛門外バルーンによって、肛門管を密閉させることができるため、肛門管直腸反射による薬液の排出が防止される。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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