リパーゼ阻害剤

開放特許情報番号
L2010004100
開放特許情報登録日
2010/7/16
最新更新日
2015/9/30

基本情報

出願番号 特願2010-070830
出願日 2010/3/25
出願人 独立行政法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2010-248186
公開日 2010/11/4
登録番号 特許第5472735号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 リパーゼ阻害剤
技術分野 生活・文化、食品・バイオ、化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 リパーゼ阻害剤
目的 医薬品、化粧品、飲食品など幅広い分野で利用可能な生体適合性に優れる界面活性剤であり、かつリパーゼの加水分解反応を抑制できる新しい素材を提供する。
効果 リパーゼ阻害剤は、例えば、膵リパーゼを阻害し、腸管における脂肪の膵リパーゼによる分解を阻害し、その吸収を抑制する。したがって、脂肪の吸収過多に起因する高脂血症、肥満、あるいはこれらに付随して起こる動脈硬化症、虚血性心疾患等様々な症状を伴う、いわゆる成人病の予防、改善、治療に有効に用いられる。
技術概要
微生物産生糖型バイオサーファクタントを有効成分として含有する、リパーゼ阻害剤である。また、微生物産生糖型バイオサーファクタントが、式I(図1)(式中、R↑1は炭素数2〜24の脂肪族アシル基であり、R↑2は、水素またはアセチル基を表す。またR↑3は水素または炭素数2〜24脂肪族アシル基を表し、2箇所あるR↑2及びR↑3はそれぞれ同一であっても異なっていてもよい。nは1〜4の整数である。)で表されるマンノシルアルジトールリピッドである、リパーゼ阻害剤である。また、微生物産生糖型バイオサーファクタントが、式II(図2)(式中、R↑1は炭素数2〜24の脂肪族アシル基であり、R↑2は、水素またはアセチル基を表す。またR↑3は水素または炭素数2〜24脂肪族アシル基を表し、2箇所あるR↑2及びR↑3はそれぞれ同一であっても異なっていてもよい。)で表されるマンノシルエリスリトールリピッドである、リパーゼ阻害剤である。さらに、微生物産生糖型バイオサーファクタント剤を有効成分として含有する、成人病の予防、改善若しくは治療用医薬または健康食品である。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 リパーゼの活性変化によって皮脂の分解と遊離脂肪酸の産生を抑制し、その結果種々の皮膚疾患、例えば、ニキビ、フケの予防、改善効果を有する。さらに、このリパーゼ阻害剤は、種々のバイオマスから微生物によって生産される成分であり、極めて安全性に優れるものであることから、医薬品、化粧品、健康食品など幅広い分野で利用できる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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