ビリルビン酸化活性を有する新規タンパク質

開放特許情報番号
L2010004063
開放特許情報登録日
2010/7/16
最新更新日
2015/8/24

基本情報

出願番号 特願2010-055221
出願日 2010/3/12
出願人 国立研究開発法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2011-188752
公開日 2011/9/29
登録番号 特許第5751571号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 ビリルビン酸化活性を有する新規タンパク質
技術分野 食品・バイオ、有機材料
機能 検査・検出、材料・素材の製造、安全・福祉対策
適用製品 ビリルビン酸化活性を有する新規タンパク質、ビリルビン酸化酵素試薬、ビリルビンの定量測定方法、肝疾患診断あるいは黄疸鑑別等の医療検査
目的 各種肝疾患診断や黄疸鑑別などの診断基準として血中ビリルビン濃度の測定が行われるが、その測定法として、ビリルビン酸化酵素を用いる方法があるが、安定性の高い酵素を用いることが望ましい。現在、耐熱性ビリルビン酸化酵素として、80℃30分の熱処理で残存活性が90%、90℃30分では60%程度の残存活性を示すものも知られているが、現在知られているビリルビン酸化酵素試薬よりも、さらに有用なビリルビン酸化酵素試薬を提供するために、ビリルビン酸化酵素とその遺伝子、それらの製造方法、さらにビリルビンの定量測定方法を提供する。
効果 この技術は、耐熱性が極めて高く、安定性に優れたビリルビン酸化活性をもつ新規なタンパク質を提供できる。このタンパク質によるビリルビンの酸化に基づく吸光度変化は、被験試料中のビリルビン濃度を正確に反映しており、極めて有用なビリルビン定量用試薬が提供でき、各種肝疾患診断あるいは黄疸鑑別等の医療検査において大いに貢献できる。
技術概要
a)特定するアミノ酸配列からなるか、又はb)このアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換、挿入若しくは付加された配列を含み、かつ、ビリルビン酸化活性を有するタンパク質、このタンパク質をコードする遺伝子、このタンパク質を有効成分として含有するビリルビン定量用試薬、このタンパク質の一定量とビリルビン含有被験試料とを接触させ、吸光度を測定することからなる、試料中のビリルビンの定量測定方法が提供される。更に、a)別に特定された塩基配列からなるDNA、b)この塩基配列あるいは配列と相補の塩基配列を有するDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ、ビリルビン酸化活性を有するタンパク質をコードするDNA、c)この塩基配列において、1若しくは数個の塩基が欠失、置換若しくは付加された配列を含み、かつ、ビリルビン酸化活性を有するタンパク質をコードする遺伝子が提供される。更に、これら遺伝子を含むベクター、ベクターを含む形質転換体、形質転換体を培養し、得られる培養物からビリルビン酸化酵素を採取するビリルビン酸化酵素の製造方法が提供される。図は、得られるビリルビン酸化酵素の耐熱性を示す。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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