カーボンナノチューブの分離回収方法及びカーボンナノチューブ

開放特許情報番号
L2010004054
開放特許情報登録日
2010/7/16
最新更新日
2015/9/30

基本情報

出願番号 特願2010-049766
出願日 2010/3/5
出願人 独立行政法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2011-184225
公開日 2011/9/22
登録番号 特許第5553282号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 カーボンナノチューブの分離回収方法及びカーボンナノチューブ
技術分野 無機材料
機能 材料・素材の製造
適用製品 金属型CNT、半導体型CNT
目的 金属型と半導体型のCNTを分離するとともに、異なる構造の半導体型CNTを精度良く分離する方法とそれにより得られるカーボンナノチューブの提供。
効果 本技術によれば、金属型CNTと半導体型CNTを分離すると同時に、半導体型CNTを構造の違いにより分離することが可能となる。また、同様に半導体型CNTの混合物から特定の構造をもつものを分離することも可能である。カラムを用いた連続分離のほか、バッチ式に適用することも可能である。また、特定の構造の半導体型CNTを一度に複数種、高い精度で得ることができるようになる。
技術概要
この技術では、カラムに充填したゲルに対して過剰量のカーボンナノチューブ分散液を作用させて、ゲルに対して吸着力の強いカーボンナノチューブをゲルに吸着させ、ゲルに対して吸着力が弱く未吸着のカーボンナノチューブを含む溶液と、カーボンナノチューブを吸着したゲルを分離し、さらに分離後のゲルに溶出液を作用させることにより、ゲルに吸着したカーボンナノチューブを取り出す。また、カラムをn段直列して備え(n≧2、nは自然数)、第1段目のカラムに充填したゲルに対して過剰量のカーボンナノチューブ分散液を作用させて、第n段目のカラムのゲルにカーボンナノチューブが吸着するまで、第1段目のカラムにカーボンナノチューブ分散液を作用させることにより、n段の各カラムのゲルに吸着した1番目からn番目までの吸着力が強いカーボンナノチューブと、すべてのカラムのゲルに吸着しない吸着力の弱いカーボンナノチューブを含む溶液とを分離し、さらに各カラムに個別に溶出液を作用させることにより、各カラムのゲルに吸着したn種類の吸着力の異なるカーボンナノチューブを取り出す。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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