出願番号 |
特願2010-049766 |
出願日 |
2010/3/5 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2011-184225 |
公開日 |
2011/9/22 |
登録番号 |
特許第5553282号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
カーボンナノチューブの分離回収方法及びカーボンナノチューブ |
技術分野 |
無機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
金属型CNT、半導体型CNT |
目的 |
金属型と半導体型のCNTを分離するとともに、異なる構造の半導体型CNTを精度良く分離する方法とそれにより得られるカーボンナノチューブの提供。 |
効果 |
本技術によれば、金属型CNTと半導体型CNTを分離すると同時に、半導体型CNTを構造の違いにより分離することが可能となる。また、同様に半導体型CNTの混合物から特定の構造をもつものを分離することも可能である。カラムを用いた連続分離のほか、バッチ式に適用することも可能である。また、特定の構造の半導体型CNTを一度に複数種、高い精度で得ることができるようになる。 |
技術概要
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この技術では、カラムに充填したゲルに対して過剰量のカーボンナノチューブ分散液を作用させて、ゲルに対して吸着力の強いカーボンナノチューブをゲルに吸着させ、ゲルに対して吸着力が弱く未吸着のカーボンナノチューブを含む溶液と、カーボンナノチューブを吸着したゲルを分離し、さらに分離後のゲルに溶出液を作用させることにより、ゲルに吸着したカーボンナノチューブを取り出す。また、カラムをn段直列して備え(n≧2、nは自然数)、第1段目のカラムに充填したゲルに対して過剰量のカーボンナノチューブ分散液を作用させて、第n段目のカラムのゲルにカーボンナノチューブが吸着するまで、第1段目のカラムにカーボンナノチューブ分散液を作用させることにより、n段の各カラムのゲルに吸着した1番目からn番目までの吸着力が強いカーボンナノチューブと、すべてのカラムのゲルに吸着しない吸着力の弱いカーボンナノチューブを含む溶液とを分離し、さらに各カラムに個別に溶出液を作用させることにより、各カラムのゲルに吸着したn種類の吸着力の異なるカーボンナノチューブを取り出す。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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