出願番号 |
特願2010-525688 |
出願日 |
2009/8/17 |
出願人 |
国立大学法人北海道大学 |
公開番号 |
WO2010/021314 |
公開日 |
2010/2/25 |
発明の名称 |
酸化物分散強化型合金 |
技術分野 |
金属材料、無機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
酸化物分散強化型合金、ガスタービン動翼・静翼材料、高温加熱炉部材材料 |
目的 |
酸化物分散強化型合金において、アルミニウムを含有すると耐高温酸化性や耐食性が向上するという利点があるが、一方で、酸化物生成エネルギーの低いアルミニウム存在下では、酸化アルミニウムが酸化イットリウム等の酸化物と複合酸化物を生成し、高温強度を低下させてしまうという問題がある。また、ニッケル基の酸化物分散強化型合金では、900℃以上では高温強度が低下するという問題がある。そこで、アルミニウム含有下でもかかる問題のない酸化物強化型合金を提供する。 |
効果 |
この酸化物分散強化型合金によれば、アルミニウム含有下であっても酸化物の粒子径および分散間隔を小さくし、高温下における強度、耐高温酸化性および耐腐食性を向上することができる。 |
技術概要
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この酸化物分散強化型合金は、アルミニウム、ハフニウムおよび酸化イットリウムを含有するニッケル基合金であって、このニッケル基合金の母相中に、アルミニウム含有下で酸化イットリウムと酸化ハフニウムとの複合酸化物が分散されている酸化物分散強化型合金である。複合酸化物の平均粒子径は7〜11nmで、かつ平均分散間隔は47〜97nmであることが好ましい。また、好ましくは、アルミニウム元素2wt%未満と、ハフニウム元素0.4〜3.2wt%と、酸化イットリウム0.5〜2.0wt%であり、より好ましくは、アルミニウム元素0.5wt%と、ハフニウム元素0.8wt%と、酸化イットリウム1wt%である。そして、酸化イットリウムと酸化ハフニウムの分子数比は1:0.5〜1:4、より好ましくは、1:1である。そして、クロム、チタン、タンタル、タングステン、モリブデン、鉄、ジルコニウム、炭素、およびホウ素から選ばれる元素を26wt%以下含有することができる。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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