技術概要
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半導体メモリの各セルを選択する回路として、3端子素子のトランジタを組み合わせて構成されたセレクタ回路が用いられている。また多値論理回路の1種であるMOD(多値決定グラフ)の基本回路としても使用されている。しかし、これらの回路素子は、回路の大規模化にともない小型化が要望される様になっている。この半導体装置は、入力信号に応じて、複数の出力端子から選択的に出力信号を出力するもので、GaAs基板上に並設されたチャネル層5a,5b,5cと、チャネル層5a,5b,5cの一端に共通接続された入力端子9と、チャネル層5a,5b,5cの他端に独立に接続された出力端子10a,10b,10cと、チャネル層5a,5b,5cの中央領域11a,11b,11cに跨って布設されたゲート電極6a,6bとを備え、ゲート電極6aとチャネル層5a,5b,5cとは、チャネル層5a,5b,5cを導通させるためのゲート電極6aの入力信号の閾値電圧が、チャネル層5a,5b,5cの順に増加するように構成され、且つ、チャネル層5a,5b、5cを導通させるためのゲート電極6bの入力信号の閾値電圧が、チャネル層5a,5b、5cの順に減少するように構成されている。 |