貴金属の回収方法と機能材料の製造方法、並びに機能材料を用いた強酸化性金属イオン含有水溶液の処理方法

開放特許情報番号
L2010003436
開放特許情報登録日
2010/6/4
最新更新日
2015/8/6

基本情報

出願番号 特願2008-231477
出願日 2008/9/9
出願人 独立行政法人日本原子力研究開発機構
公開番号 特開2010-065261
公開日 2010/3/25
登録番号 特許第5424297号
特許権者 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
発明の名称 貴金属の回収方法と機能材料の製造方法、並びに機能材料を用いた強酸化性金属イオン含有水溶液の処理方法
技術分野 化学・薬品
機能 材料・素材の製造、環境・リサイクル対策
適用製品 貴金属の回収システムと機能材料の製造システム、並びに機能材料を用いた強酸化性金属イオン含有水溶液の処理システム
目的 複雑な化学処理や大量の化学薬品を使用せずに、貴金属を回収することができる貴金属の回収方法と、強酸化性金属イオンの還元反応を促進可能な機能材料の製造方法を提供する。また、複雑な化学処理や大量の化学薬品を使用せずに、強酸化性金属イオンの還元反応を効果的に促進させることが可能な強酸化性金属イオン含有水溶液の処理方法を提供する。
効果 水溶液に対して高い透過性を有しているガンマ線などの放射線を利用するため、光が透過しないような高濃度溶液や懸濁物を含む溶液にも十分に適用可能であり、放射線誘起反応により高い還元効率を実現することができる。
技術概要
図1(a)は貴金属の回収処理方法を説明するための貴金属回収処理装置の模式図である。図1(a)に示すように、貴金属イオンを含む水溶液に少量の固体材料を添加して、キャプセル状の放射線源から放出されるガンマ線などの放射線を、前記水溶液を含む容器の外部から照射する。そして、放射線照射によって水溶液中に誘起される還元反応を利用して、水溶液中の貴金属イオンを還元処理して固体材料の表面に分散または担持させる。図1(b)は、強酸化性金属イオン含有水溶液の処理方法を説明するための還元処理装置の模式図である。図1(b)に示すように、強酸化性金属イオンを含む水溶液に図1(a)で回収した貴金属分散・担持固体材料を少量添加し、放射線照射により図1(a)の場合と同様に、水溶液中ならびに固体材料表面に誘起される還元反応を利用して、水溶液中の強酸化性金属イオンをより低い酸化状態に還元処理して無害化する。添加される貴金属分散・担持固体材料は、貴金属が固体材料の表面に分散または担持されているものであればよく、図1(a)で回収したものに限定されるものではないが、資源を有効利用するという観点からは、図1(a)で回収したものを用いることが好ましい。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 貴金属イオンや強酸化性金属イオンの還元処理に用いられる固体材料は触媒として機能し、固体材料自体が壊れず、回収可能であり半永久的に使用可能であり、経済性に優れている。また、貴金属を分散または担持させた固体材料によって強酸化性金属イオンの還元処理を行うと、貴金属が分散していない固体材料のみの場合に比べて還元処理を促進させることができる。
改善効果2 固体材料への分散または担持による貴金属の回収は、希薄溶液から貴金属を濃集できること、固体材料の機能・付加価値を向上できることなどの観点から、経済性に優れている。また、固体材料に分散または担持された貴金属は、固体材料の発現する放射線誘起反応の活性点として働き、貴金属粒子単独での利用に比べて微少量(固体材料に対して数wt%程度)でも効果的に機能する。
改善効果3 製造した貴金属分散・担持固体材料は、液体中の硝酸性窒素や気体中の排気ガスなどの分解触媒としても利用できる。さらに、放射性廃棄物などから回収した放射性の貴金属を担持した固体材料を強酸化性金属イオン含有溶液に添加することにより、外部放射線源を使用せずに内部からの放射線照射で処理することができる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2018 INPIT