穀物の種子を増大させる機能を有するイネ由来のタンパク質をコードするDNA、およびそのDNAを用いた穀物収量の増加方法、穀物収量の検出方法、種子収量が増加する穀物の育種方法

開放特許情報番号
L2010003402
開放特許情報登録日
2010/5/28
最新更新日
2016/8/1

基本情報

出願番号 特願2008-292285
出願日 2008/11/14
出願人 独立行政法人農業生物資源研究所
公開番号 特開2010-115176
公開日 2010/5/27
登録番号 特許第5288608号
特許権者 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 穀物の種子を増大させる遺伝子、並びにその利用
技術分野 化学・薬品、食品・バイオ
機能 材料・素材の製造、検査・検出
適用製品 穀物(イネ、コムギ、オオムギ、エンバク、トウモロコシ、ハトムギ、イタリアンライグラス、ペレニアルライグラス)の種子を増大させるイネ由来のタンパク質をコードするDNA、DNAを用いた穀物収量の増加方法、穀物種子収量の検出方法、種子収量が増加する穀物の育種方法
目的 植物の粒形(頴花・果実・種子を含む)ひいては千粒重の増加に関する新規な遺伝子の単離・同定、並びにその遺伝子を利用した植物の粒の大きさ(果実・種子を含む)を増加させる育種方法を提供する。
効果 本発明によれば、連鎖解析により植物の粒の長さ(頴花・果実・種子を含む)、千粒重ひいては収量の増加に関する遺伝子を単離・同定し、またその遺伝子を利用した植物の粒の長さ(花頴・果実・種子を含む)を増加させる育種手法も得た。よって植物の品種改良等の分野において有用である。
技術概要
 
連鎖解析により植物の粒の長さ(頴花・果実・種子を含む)、千粒重ひいては収量の増加に関するtgw6遺伝子を単離・同定し、さらにこのtgw6の塩基配列からカサラス型アレルには終止コドンが存在しマチュアなタンパク質が作られないことを明らかにして、この日本晴型、カサラス型のTgw6タンパク質の機能解析からカサラス型のみが粒長、千粒重を増加させることを得た。なお、tgw6遺伝子はTGW6タンパク質をコードしうるものであればその形態に特に制限はなく、cDNAの他、ゲノムDNA、化学合成DNA、遺伝暗号の縮重に基づく任意の塩基配列を有するDNAなどが含まれる。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
希望譲渡先(国内) 【否】 
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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