改良されたレポーター遺伝子を用いる分析システム

開放特許情報番号
L2010003283
開放特許情報登録日
2010/5/28
最新更新日
2011/10/28

基本情報

出願番号 PCT/JP2011/050957
出願日 2011/1/20
出願人 独立行政法人産業技術総合研究所
公開番号 WO2011/102178
公開日 2011/8/25
発明の名称 改良されたレポーター遺伝子を用いる分析システム
技術分野 有機材料
機能 検査・検出
適用製品 動物組織透過性、生体内における分子現象、蛋白質の構造変化、リン酸化、蛋白質−蛋白質間の相互作用、2次信号伝達物質の産生、生命現象、分子メカニズム
目的 レポータージーンアッセイ又はツーハイブリットアッセイ等のレポーター遺伝子を用いた各種アッセイ法におけるリガンド刺激時間を短縮する改良方法の提供を目的とするものであり、具体的には、レポーター遺伝子として、より高輝度で安定な生物発光及び/又は長波長側にシフトした生物発光を呈するルシフェラーゼを発現する遺伝子改変体の利用法の提供の実現。
効果 従来のレポータージーンアッセイ法、ツーハイブリッド法などレポーター遺伝子を用いる分析システムにおいて、海洋動物由来の発光酵素の高輝度改変体遺伝子をレポーター遺伝子として用いることで、大幅にアッセイ時間を短縮できる。また、各アッセイシステムにおいて、感度が良く定量的な計測が簡便に行える。このことは、細胞内又は細胞小器官レベルでの分子現象を短時間で観察するツールにもなり得ることを期待させるものでもある。
技術概要
この技術は、外部刺激に応じた細胞内での標的遺伝子発現の時期又は発現量を解析するための分析法に用いるレポーター遺伝子であって、海洋動物発光酵素のアミノ酸配列において、ガウシアルシフェラーゼ(GLuc)のアミノ酸配列上の89〜118位までに相当する位置のアミノ酸残基のうち少なくとも1残基が置換されており、置換が、同89位、90位、95位、97位、100位、108位、112位、115位、及び118位に相当する位置の少なくとも1つから選ばれた位置のアミノ酸残基に対して同類アミノ酸置換(conservative amino acid replacement)であり、それによって発光機能が向上した変異発光酵素をコードする遺伝子からなる、レポーター遺伝子である。「海洋動物発光酵素」というとき、ガウシア、ウミシイタケ、ウミホタル、カイシアなどと共に、発光プランクトンの仲間であるオベリン、アクアリン、Pleuromanma、Oplophorus等も含まれ、これらの「発光性の海洋動物」が産生する発光酵素(ルシフェラーゼ)を指す。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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