出願番号 |
特願2009-224794 |
出願日 |
2009/9/29 |
出願人 |
独立行政法人農業環境技術研究所 |
公開番号 |
特開2010-099066 |
公開日 |
2010/5/6 |
登録番号 |
特許第5082125号 |
特許権者 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
発明の名称 |
新規微生物及び生分解性プラスチック分解酵素 |
技術分野 |
化学・薬品、有機材料、食品・バイオ |
機能 |
材料・素材の製造、加熱・冷却 |
適用製品 |
生分解性プラスチック分解酵素を有する糸状菌(子のう菌系不完全菌類47−9菌株)、糸状菌の生成する生分解性プラスチック分解酵素、生分解性プラスチック分解酵素の製造方法、分解活性を有するタンパク質、生分解性プラスチックを分解する方法と分解製剤 |
目的 |
高い生分解性プラスチック分解活性を有する新規微生物、およびその新規微生物の生成する生分解性プラスチック分解酵素を提供する。 |
効果 |
本発明によれば、糸状菌は生分解性プラスチック分解能が高く糸状菌からは純度の高い酵素溶液が容易に得られる。さらに糸状菌またはその生産する酵素を使用することにより、高い資材強度を持つが生分解性が低いために農業現場での実用化が困難となっていたポリブチレンサクシネート(PBS)を成分とする農業資材の生分解性プラスチック・マルチフィルムをも効率的に分解することができる。 |
技術概要 |
不完全菌類の無胞子不完全菌目に属する糸状菌であって、 その糸状菌を接種した固体培地上に置いた分子量14−15万のPBSからなる4cm2 、厚さ2μmのフィルムを25°Cの温度条件下で10日間静置した場合に、そのフィルムを面積換算で90%以上分解する糸状菌、及びその糸状菌の生産する生分解性プラスチック分解酵素である。また、(a)糸状菌を、生分解性プラスチックを含む培地で培養して生分解性プラスチック分解酵素を培養液に分泌させる工程、(b)培養液から生分解性プラスチック分解酵素を精製する工程、を含む生分解性プラスチック分解酵素の製造方法である。さらに、生分解性プラスチック分解酵素またはタンパク質と生分解性プラスチックとを接触させることを含む生分解性プラスチックを分解する方法、ならびに、糸状菌および/または生分解性プラスチック分解酵素またはタンパク質を含む生分解プラスチック分解性剤である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
実施権条件 |
平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。 |
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