出願番号 |
特願2008-268841 |
出願日 |
2008/10/17 |
出願人 |
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
公開番号 |
特開2010-094091 |
公開日 |
2010/4/30 |
登録番号 |
特許第5652843号 |
特許権者 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
発明の名称 |
DNA増幅法 |
技術分野 |
化学・薬品、有機材料、食品・バイオ |
機能 |
材料・素材の製造、加熱・冷却 |
適用製品 |
鎖置換型DNA合成反応によるDNA増幅方法、鎖置換型DNA合成反応に用いる反応液組成物、DNA増幅方法に用いるプライマー、DNA増幅方法のためのキット |
目的 |
DNAを効率良く増幅できる方法、特にMDA法において直鎖状DNAを鋳型とする場合や鋳型DNAが微量である場合であっても、特異的に効率よく増幅することができる方法を提供する。 |
効果 |
本発明によれば、1〜数分子のDNAの検出や増幅が可能になり、さらにRNAを含むプライマーを用いることにより目的DNAからのみDNA伸長反応を起こすことが可能になりかつ目的外のDNAの増幅を抑制することができる。また直鎖状DNAの増幅効率を著しく改善することができ、染色体DNAを染色体毎に個別に増幅して染色体特異的ゲノムライブラリーを作成することが可能となり、ショットガン配列決定法におけるDNA配列の再構築の複雑性を大幅に回避できる。また微生物の微量なゲノムDNAを個別に増幅して解析することも可能となる。 |
技術概要 |
一価および/または二価の陽イオンと陰イオンとからなる電解質が溶解されてなる反応液組成物中での鎖置換型DNA合成反応によるDNA増幅方法であって、陰イオンが鎖置換型DNA合成反応に阻害作用を及ぼさない塩化物イオン以外の陰イオンであり、反応液組成物中で鋳型DNA、プライマーおよび鎖置換型合成酵素を反応させる方法、さらにかかる方法に用いる反応液組成物、プライマーならびにキットである。なお、DNA増幅方法がマルチプリープライムローリングサークル増幅法(MPRCA)、またはマルチプルディスプレースメント増幅法(MDA)、陰イオンがグルタミン酸イオン、アスパラギン酸イオンおよび酢酸イオンを含む反応液組成物、陽イオンがカリウムイオン、ナトリウムイオン、マグネシウムイオンおよびマンガンイオンを含む反応液組成物である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
実施権条件 |
平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。 |
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