型成形板の成形装置および型成形板の製造方法

開放特許情報番号
L2010003076
開放特許情報登録日
2010/4/23
最新更新日
2013/1/21

基本情報

出願番号 特願2007-275994
出願日 2007/10/24
出願人 前澤工業株式会社
公開番号 特開2009-101611
公開日 2009/5/14
登録番号 特許第5142663号
特許権者 前澤工業株式会社
発明の名称 型成形板の成形装置および型成形板の製造方法
技術分野 土木・建築
機能 機械・部品の製造
適用製品 型成形板の成形装置
目的 コンクリート等の非圧縮体スラリーを成形型枠に流し込んで成形する型成形板であっても、一方の板面に連続した平板を有し、他方の板面には複数の凹部を有し、かつ該凹部の開口縁に内方に張り出すフランジを有する型成形板を容易に形成することができる型成形板の成形装置を提供する。
効果 成形型枠にスラリー状の板体素材を打設させ、スラリー状板体素材を養生した後に、変形手段によりエラストマーパッドを変形させて縮小させ、硬化した板体を成形型枠から脱型させることによって、凹部の開口縁に内方に張り出すフランジを形成した型成形板を容易に得ることができる。
技術概要
底板および底板を囲うように底板から立設された側板とを有する成形型枠2と、中空で、成形型枠に打設されるスラリー状の板体素材に対して所望の形状を維持する硬度を有し、底板に所定間隔で多数配置されたエラストマーパッド5と、それらのエラストマーパッド5を、その軸芯に対して半径方向内方へ弾性変形させる変形手段6とを備えた、型成形板の成形装置である。図1に示す成形装置1の成形型枠2内に、スラリー素材としてコンクリートスラリーSを流し込む。この状態におけるエラストマーパッド5は、図2に示すように、その硬度及び弾性力によって、上部5aが膨らんだ状態に維持される。なお、コンクリートスラリーSは、例えばセメントを基材として鋼繊維、有機繊維等の繊維を含有したものである。自然養生または蒸気養生を行なって、コンクリートスラリーSを硬化させる。次いで、アクチュエータ13を作動させ、操作軸11を回動させてカム12を立たせることによって、図3に示すように、操作プレート8を成形型枠2の底板3から離反する方向(下方)へ移動させるとともに、ピン7を下方に移動させ、それに伴って、エラストマーパッド5の上部5aを縮小させる。
イメージ図
実施実績 【有】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 凹部の開口縁に内方に張り出すフランジを有する型成形板は、凹部を画成するリブがフランジによって補強され、剛性の高い板体となるとともに、該板体を単独で使用することも可能であるが、二枚以上を貼り合わせて多層の板体とする場合等には、両者の接着面積を増大させることができるなどの効果がある。

登録者情報

登録者名称 前澤工業株式会社

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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