圧縮繊維パネル製棺

開放特許情報番号
L2010003070
開放特許情報登録日
2010/4/23
最新更新日
2010/4/23

基本情報

出願番号 特願2004-097981
出願日 2004/3/30
出願人 前澤工業株式会社
公開番号 特開2005-278923
公開日 2005/10/13
登録番号 特許第4465214号
特許権者 前澤工業株式会社
発明の名称 圧縮繊維パネル製棺
技術分野 生活・文化
機能 機械・部品の製造
適用製品 圧縮繊維パネル製棺
目的 従来の紙製棺が有する軽くて燃焼し易く、火葬した後に金具等の異物が残らないと言う利点を備えつつ、且つ、堅牢な棺に容易に組み立てることができ、また、種々の儀式にも対応することができる棺を提供する。
効果 圧縮繊維パネルを木材と同様に容易に堅牢な棺に組み立てることができ、また、合成樹脂の充填は接合部に位置する中空部のみに行なえば良いため、圧縮繊維パネルの軽量性は損なわれず、軽くて燃焼し易く、且つ火葬した後に金具等の異物が残らないと言う利点を備えた棺を提供できる。
技術概要
上部が開口した箱状の棺本体2と、その開口に被せる蓋体3とからなる棺において、棺本体2および蓋体3が、複数の中空部12を有する圧縮繊維パネル20により構成されていると共に、圧縮繊維パネル20の組み立てが、複数の中空部の内、接合部に位置する中空部に合成樹脂Pが充填され、合成樹脂Pが充填された中空部12において焼失する接合手段を打ち込むことにより成されている圧縮繊維パネル製棺1である。複数の中空部を有する圧縮繊維パネルが、複数のセル壁により画成された中空部と、該中空部の一方の開口部を覆う連続的な平板と、他方の開口部の一部を覆うフランジとが緻密な圧縮繊維により一体成形されたパネルの積層接着品である。焼失する接合手段が、木製釘T或いは樹脂製釘である。圧縮繊維パネルにより構成された棺本体および蓋体の表面に、合成樹脂塗装が施されている。図1は圧縮繊維パネル製棺の全体を示した斜視図である。図2は、棺本体と蓋体との接合構造を示した断面図である。
イメージ図
実施実績 【有】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 複数の中空部を有する圧縮繊維パネルを、複数のセル壁により画成された中空部と、該中空部の一方の開口部を覆う連続的な平板と、他方の開口部の一部を覆うフランジとが緻密な圧縮繊維により一体成形されたパネルの積層接着品としたため、軽量であると共に高強度のパネルとなり、より堅牢な棺を提供できる。
改善効果2 圧縮繊維パネルを組み立てる上記焼失する接合手段を、木製釘或いは樹脂製釘としたため、例えば、故人と最後の対面を行い、その後石を使って木製釘或いは樹脂製釘を打ち付けることにより棺本体を蓋体で閉じて固定すると言う儀式を行なうことができる。
改善効果3 棺本体および蓋体の表面に、合成樹脂塗装を施すこととしたため、棺の防汚性、耐水性および耐湿摩耗性が向上し、汚れ、水、更には拭き取りに対して強い棺となり、例えば、お湯を入れて故人の体を洗い清める湯灌の儀式を行なう浴槽を兼ねた棺を提供できる。

登録者情報

登録者名称 前澤工業株式会社

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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