紫外線、赤外線、可視光線など太陽光の全ての波長を用いた白色光励起レーザー装置

開放特許情報番号
L2010002790
開放特許情報登録日
2010/3/26
最新更新日
2019/8/26

基本情報

出願番号 特願2007-046478
出願日 2007/2/27
出願人 株式会社オカモトオプティクス、村原 正隆、村原 正秀
公開番号 特開2008-210999
公開日 2008/9/11
登録番号 特許第4955419号
特許権者 株式会社オカモトオプティクス、村原 正隆、村原 正秀
発明の名称 白色光励起レーザー装置
技術分野 電気・電子、情報・通信、機械・加工
機能 機械・部品の製造、材料・素材の製造、表面処理
適用製品 太陽励起レーザー装置、半導体レーザー装置ファイバーレーザー装置
目的 太陽光は広いスペクトルを持つため発熱量が大きく、コアー径が太いレーザーロッドでは熱放散が困難で、レーザーロッドの熱破壊は免れない。このため、固体レーザーロッドに高密度太陽光を直接入射する事は難しい。そこで、太陽光の有する全てのスペクトルを使ってレーザー媒質の励起やレーザーロッドの冷却を行い、太陽光の輻射するエネルギーを無駄なく利用して太陽光励起レーザーを発振させる。
効果 @本発明によれば、太陽光の有するスペクトルの内、レーザー媒質励起に必要とする僅かな波長域の光は勿論のこと、従来使われなかった長紫外光で蛍光体を励起し、当該レーザーロッドの励起光に変換し、さらに赤色光は太陽電池による発電に、あるいは赤外線は半導体熱電素子による温度差発電などに用い、これらから得られた電力はレーザー媒質を冷却するためのペルチェ冷凍素子の電力として供し、高効率で連続発振させることができる。
技術概要
@太陽光をダイクロイックミラーで分波し、赤外線は半導体熱電素子による温度差発電に、赤色光は太陽電池発電に用い、これらから得られた電力はレーザーロッドを冷却するための冷却用ペルチェ冷凍素子の電源として用い、さらに紫外線は蛍光体により可視光線変換し、直接入射した可視光線と共にレーザー媒質を励起する。 Aレーザーロッドを励起する容器の形状は、回転軸対称2次曲面あるいは多面体ガラス容器とし、容器内部に入射した光が励起系外に逃がさないようにするために、そのガラス容器の対称軸に円筒型レーザーロッドの光軸を合わせ、ガラス容器の外壁あるいはレーザーロッドの外壁に蛍光体を塗布あるいはドーピングまたは焼結し、ガラス容器の最外壁に反射膜を蒸着し、ガラス容器内部は冷却液として水あるいはシリコーンオイルを満たし、ガラス容器の最外壁の反射膜層上から直接冷却する。特にシリコーンオイルは熱によって気泡を発生することも無く、−60℃〜200℃まで液体である。このため本願では2次曲面ガラス容器の最外壁の反射膜層上にペルチェ冷凍素子を球面に沿ってモザイク状に並べ、その素子の外壁を二重管構造をなす冷却水で冷却し、あるいは冷却液を循環させて冷却する。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 商談
対価条件(一時金) 【要】商談
希望譲渡先(国内) 【可】レーザーメーカー、電気メーカー、光学メーカー

アピール情報

アピール内容 太陽光は広いスペクトルを有するため発熱量も大きく、固体レーザーロッドに高密度太陽光を直接入射する事は難しい。この熱作用のため連続発振は無理である。 本発明では、太陽光の輻射する全てのスペクトルを無駄なく利用して太陽光励起レーザーを発振させることができる。

登録者情報

登録者名称 株式会社エム光・エネルギー開発研究所

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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