複数の流路を有する船底に垂直軸型水車を並べて高電力を得、この電力で苛性ソーダやアルミニウムを製造する洋上電気分解工場

開放特許情報番号
L2010002277
開放特許情報登録日
2010/3/26
最新更新日
2012/1/20

基本情報

出願番号 特願2006-211566
出願日 2006/8/3
出願人 村原 正隆、関 和市、シグマ光機株式会社
公開番号 特開2008-038673
公開日 2008/2/21
登録番号 特許第4885641号
特許権者 村原 正隆、関 和市、シグマ光機株式会社
発明の名称 海洋電気分解工場
技術分野 電気・電子、化学・薬品、金属材料
機能 機械・部品の製造、材料・素材の製造、環境・リサイクル対策
適用製品 苛性ソーダ、アルミニウム、潮流発電機
目的 黒潮が流れる海域に係留したメガフロートで、海流発電から得た豊富な電力で苛性ソーダや新地金アルミニウム等を製造し、副産物として、真水、食塩、水素、塩素、塩酸、塩化水素、マグネシウム、ナトリウム等を製造。それら生産物を寄港先で陸揚げし、陸地からはアルミナや使用済み酸化マグネシウムなどを船積みして、新地金アルミニウムや金属マグネシウムを製造。海洋工場・貨物船として、あるいは現場で生産を続ける母船として、生産・貯蔵・輸送時におけるエネルギーロスを低減し、かつ、システム全体の効率を向上させる。 
効果 本発明によれば、海水採取現場で洋上の海流や風力などから得られた電力を効果的に使い製造した、苛性ソーダ、真水、食塩、水素、塩素、塩酸、塩化水素、マグネシウム、ナトリウム等を陸揚げし、同時に船積みしたアルミナや氷晶石および蛍石を電気分解して新地金アルミニウムを製造。生産品の貯蔵・輸送時のエネルギーロスをも低減することができ、かつシステム全体の効率を向上させることができる優れた効果が得られる。
技術概要
本発明の海洋電気分解工場は、黒潮の流れの中に係留された複胴船によって形成された流路に設備された水車や風車より得られた電力を利用して、海水から逆浸透法により真水を製造し、同時に排出される灌水をイオン交換膜透析法により濃度約30%まで濃縮、これを溶液電気分解を行い苛性ソーダを製造する。同時に副産物として、真水、食塩、水素、塩素、塩酸、マグネシウム、ナトリウム等を製造し寄港先の港で陸揚げし、帰り便として船積みしたアルミナや氷晶石および蛍石を流体エネルギーから得られた電力で溶融塩電気分解して新地金アルミニウムを製造する。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
対価条件(一時金) 【要】商談
希望譲渡先(国内) 【可】化学工業、造船、重工業
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 商談
対価条件(一時金) 【要】商談
対価条件(ランニング) 【要】商談
希望譲渡先(国内) 【可】化学工業、造船、重工業

アピール情報

アピール内容 海流発電による電力を利用して苛性ソーダ、アルミニウム生産する洋上電気分解工場を作る。ソーダ工業は、化学工業の基礎工業であるが、原料塩の全てを輸入塩に頼り、その輸入価格の半分以上が輸送費である。さらにこの塩から苛性ソーダを生産するには電気分解のための大電力が欠かせず、我が国の苛性ソーダ・塩素工業の国際競争力を失わせることになる。これと同様にアルミニウム新地金も99%輸入である。本発明は、自然的・地理的条件あるいは気象条件や場所に制約されない手法として、洋上風力発電と海水から原料を得る構成により、食塩の輸入に頼らない苛性ソーダの生産や、アルミニウムは原料のみの輸入に止め自国精錬に切り替えるアルミ工業の育成を可能としている。     

登録者情報

登録者名称 株式会社エム光・エネルギー開発研究所

技術供与

ノウハウ提供レベル
量産仕様の提供 【可】
特殊仕様の提供 【可】
掲載された学会誌 【有】
掲載学会誌名1 村原正隆 関和市 著『“風力よ”エタノール化からトウモロコシを救え <風力発電による海洋資源回収と洋上工場>/パワー社出版』(2007年12月)
技術指導 【可】
期間 2010年9月以降
技術指導料 【要】商談
コンサルティング 【可】
期間 2010年9月以降
コンサルティング料 【 】商談

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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