出願番号 |
特願2008-162727 |
出願日 |
2008/6/23 |
出願人 |
独立行政法人海上技術安全研究所 |
公開番号 |
特開2010-002356 |
公開日 |
2010/1/7 |
登録番号 |
特許第5648774号 |
特許権者 |
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 |
発明の名称 |
作用力差測定方法及び作用力差測定装置並びに作用力差測定プログラム |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
検査・検出 |
適用製品 |
船舶の海水摩擦抵抗を低減する船舶用塗料 |
目的 |
作動させた時の作用力の差が僅少の被試験物を二つ使い、例えば、水中における塗膜の種類による摩擦抵抗の差や相違する表面状態の摩擦抵抗の差等を、微小な差として正しく評価できる作用力差測定方法及び作用力差測定装置並びに作用力差測定プログラムの提供。 |
効果 |
本技術によれば、二つの被試験物を同時に同一条件で作動させることにより、タイミングや時間経過等による影響、試験に関係したあらゆる物理条件の違い等、試験条件の差が僅少にでき、従来は誤差に埋もれてしまって判別が付かなかった作用力の差が測定出来る。 |
技術概要
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この技術では、試験用平板を取り付けた装置は、曳航水槽の曳航台車に設置される。曳航台車の走行に伴い、試験用平板は下部を水面に浸水しつつ進行し、このとき試験用平板にかかる抵抗と左右の平板の抵抗の差から生じるモーメントを計測する。ここで、2枚の試験用平板は、板バネあるいはブランコでつり下げられた台に固定されることで、横方向の相対運動を拘束している。2枚の試験用平板のそれぞれの抵抗を測る方法では、それぞれの試験用平板に対応する2台の検力計で計測する。又、2枚の試験用平板の抵抗の差を測る方法では、2枚の試験平板を結んだトルクロッドにかかるモーメントを検力計(モーメント計測用)により計測する。なお、2枚の試験用平板は、その大きさ、試験速度から考えられる、お互いの平板が発生する波、流れの相互干渉の影響を無視できる程度の間隔で設置する。それぞれの平板には取り付け部付近に歪みゲージを設置しており、横力を計測することができる。計測された横力を用いて、試験用平板の取り付け精度を検証できる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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