出願番号 |
特願2008-216601 |
出願日 |
2008/8/26 |
出願人 |
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
公開番号 |
特開2010-051182 |
公開日 |
2010/3/11 |
登録番号 |
特許第5652842号 |
特許権者 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
発明の名称 |
環状二本鎖DNAおよびそれを用いたDNAの増幅方法 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
材料・素材の製造、加熱・冷却 |
適用製品 |
環状二本鎖DNA、環状二本鎖DNAを製造する方法、環状二本鎖DNAを製造するためのキット、鎖置換型DNA合成によりDNAを増幅する方法、DNA増幅のためのキット、DNA増幅方法によって増幅されたDNA増幅産物 |
目的 |
DNAを簡易な手順で特異的に増幅する方法、とくに目的となるDNAが極微量であっても特異的に増幅することができる方法を提供する。 |
効果 |
本発明によれば、鋳型が極微量であっても増幅効率が高く、また極めて特異性の高いDNA増幅が簡便な手順で短期間に行うことが可能である。さらに、鋳型のサイズが限定されず通常の大きさのもののほか極めて大きなサイズを増幅可能である。さらにまた、生物細胞を経由せずに試験管内において任意のDNA断片を増幅することができることから、大腸菌等の生体内で致死的に働く遺伝子の増幅が可能となる。また、レトロウイルス様配列の増幅も可能であり、さらにまた、ウイルスベクターの増幅においてエンドトキシン等の毒性物の混入を防ぐことができる。 |
技術概要 |
一方のDNA鎖がニックを有しない完全な閉環状であり他方のDNA鎖が少なくとも1つのニックを有する、DNA増幅方法に用いられる鋳型としての環状二本鎖DNA、また一方の末端が脱リン酸化され他方の末端が脱リン酸化されていない直鎖状二本鎖DNA断片を少なくとも1つ含み1または2以上の直鎖状二本鎖DNA断片をライゲーションすることを含む、鎖置換型DNA合成によるDNA増幅方法に用いられる鋳型としての環状二本鎖DNAを製造する方法、並びに環状二本鎖DNAまたは製造された環状二本鎖DNAを鋳型としDNAプライマー、RNAプライマーまたはRNA/DNAキメラプライマーとして用いてなる、鎖置換型DNA合成によりDNAを増幅する方法である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
実施権条件 |
平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。 |
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