出願番号 |
特願2008-014642 |
出願日 |
2008/1/25 |
出願人 |
国立大学法人静岡大学 |
公開番号 |
特開2009-006311 |
公開日 |
2009/1/15 |
登録番号 |
特許第5447759号 |
特許権者 |
国立大学法人静岡大学 |
発明の名称 |
微粒子固定装置および微粒子固定方法 |
技術分野 |
電気・電子、生活・文化 |
機能 |
表面処理 |
適用製品 |
微粒子固定装置 |
目的 |
基材に対して負担の少ない液体環境下において微粒子を固定することができ、幅広い種類の基材の表面に対してパターニングや膜の形成を行う加工などにも適用することができる微粒子固定装置を提供する。 |
効果 |
幅広い種類の基材に微粒子を固定することができる。また、微粒子を固定する装置の構成として、従来例のような基材の加工に対して特殊な環境を用意する必要がなく簡単な構成で微粒子を固定することができるため経済的効果、作業性の向上は大きい。 |
技術概要
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微粒子固定装置は、微粒子Pによって薄膜Fを形成する基材WKに対向した状態で電極層12が形成されたプレート部材11を備える。電極層12と基材WKとの間には、微粒子Pがコロイド状で存在する水層Wを設ける。微粒子Pは、金(Au)のナノ微粒子で構成され、水層Wは、純水で構成する。また、微粒子固定装置は、電極層12と基材WKとの間に電圧を印加して水層Wに電界を形成するための電源装置15を備えている。電極層12と基材WKとの間に電圧が印加されると、水層W内の微粒子Pは、電気泳動により基材WKの表面に引き寄せられるとともに、ファンデルワールス力によって固定される。微粒子固定方法は、帯電した状態の微粒子を含んだ液体を介して基材に対向して電極部を配置する電極部配置工程と、電極部配置工程によって配置された電極部に微粒子の帯電極性と同じ極性の電位を形成させるとともに、基材側に微粒子の帯電極性とは逆の極性の電位を形成させて前記液体内に電界を形成させることにより、前記液体内に含まれる前記微粒子を前記基材に向けて移動させて同微粒子を同基材の表面に固定するための電界形成工程とを含む。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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