水熱酸化分解処理装置および肥料の製造方法

開放特許情報番号
L2010000595
開放特許情報登録日
2010/1/22
最新更新日
2012/7/27

基本情報

出願番号 特願2007-048194
出願日 2007/2/27
出願人 国立大学法人静岡大学
公開番号 特開2008-207136
公開日 2008/9/11
登録番号 特許第4951760号
特許権者 国立大学法人静岡大学
発明の名称 水熱酸化分解処理装置および肥料の製造方法
技術分野 機械・加工、化学・薬品
機能 機械・部品の製造、材料・素材の製造
適用製品 水熱酸化分解処理装置および肥料
目的 窒素分を含む被処理物を600℃未満の温度かつ水の臨界圧力(22MPa)未満の圧力の条件の下で酸化分解するとともに、被処理物に含まれる窒素分を効率的に分解処理することが可能な水熱酸化分解処理装置を提供するとともに、併せて同水熱酸化分解処理装置を用いて肥料を生成する肥料の製造方法を提供する。
効果 反応ガスに含まれる窒素分を迅速かつ定常的に酸化分解することができるとともに、触媒の劣化の進行を遅らせることができる。すなわち、窒素分を多く含む反応ガスを効率よく処理することができる。この結果、第1反応器において窒素分を含む被処理物を600℃未満の温度かつ水の臨界圧力(22MPa)未満の圧力の条件の下で酸化分解することができ、第1反応器の製作・運用・メンテナンス等を容易にすることができるとともに、反応ガスに含まれる窒素分を効率的に分解処理することができる。
技術概要
図1は水熱酸化分解処理装置の全体構成を模式的に示すブロック図、図2、図3は他の例に係る水熱酸化分解処理装置の全体構成を模式的に示すブロック図、である。水熱酸化分解処理装置は、450℃かつ15MPaの条件下で窒素分を含む被処理物を酸化処理するための第1反応器20と、第1反応器20から排出された反応ガスに含まれる窒素分を400℃かつ15MPaの条件下で酸化処理するための第2反応器60とを備える。第1反応器20と第2反応器60とは、排気管51、52および共通配管53によって接続されている。共通配管53の外周面には、電熱コイル54が巻き回された状態で設けられる。電熱コイル54は、第2反応器60内に設けられた温度センサ61からの検出信号に基づいて作動制御され、共通配管53内を導かれる反応ガスの温度を400℃とする。また、窒素分を含む被処理物から肥料を生成する肥料の製造方法において、水の臨界温度(374℃)以上の温度、かつ水の臨界圧力(22MPa)未満の圧力の水に酸化剤を加えた流体中で、前記被処理物を酸化分解する酸化分解工程を含む。
イメージ図
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 水熱酸化分解処理装置を用いた肥料の製造方法としても実施できる。具体的には、窒素分を含む被処理物から肥料を生成する肥料の製造方法において、水の臨界温度(374℃)以上の温度、かつ水の臨界圧力(22MPa)未満の圧力の水に酸化剤を加えた流体中で、被処理物を酸化分解する酸化分解工程を含むようにすればよい。これによれば、窒素分を含む被処理物から効率的に肥料を生成することができる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【有】   
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