出願番号 |
特願2007-504826 |
出願日 |
2006/2/24 |
出願人 |
国立大学法人鳥取大学 |
公開番号 |
WO2006/090859 |
公開日 |
2006/8/31 |
登録番号 |
特許第5119441号 |
特許権者 |
国立大学法人鳥取大学 |
発明の名称 |
水溶性加工液のリサイクル方法、水溶性加工液のリサイクル装置、含油排水の処理方法および含油排水の処理装置 |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
洗浄・除去、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
水資源回収システム、NC旋盤、切削加工機、オイルインウォーター |
目的 |
機械加工の分野においては切削油剤や研削液といった水溶性加工液の廃液処理に関し、含油排水を処理して油分を効率よく分離する技術、およびこの技術に使用する油分解性を有する微生物の提供。 |
効果 |
使用済み水溶性加工液を油分解性微生物により37℃以上60℃以下、嫌気性の条件で処理して使用済み水溶性加工液中のエマルジョンを不安定化させることができる。その結果、鉱物油をゲル状に凝固させる油凝固剤により処理することにより、油分解性微生物により不安定化されたエマルジョンの一部を凝固して除去することができる。そして、油分解性微生物を含む生物活性炭により残存するエマルジョンを吸着除去することにより、油分を効率よく分離して使用済み水溶性加工液をリサイクルすることができる。 |
技術概要
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この技術は、鉱物油を含む使用済み水溶性加工液を、油分解性微生物により37℃以上60℃以下、嫌気性の条件で処理するステップと、微生物による処理を経た使用済み水溶性加工液を、鉱物油をゲル状に凝固させる油凝固剤により処理して使用済み水溶性加工液中の油剤を少なくとも一部凝固させて除去するステップと、油剤が少なくとも一部除去された使用済み水溶性加工液を、油分解性微生物および油分解性微生物を担持する活性炭からなる生物活性炭により処理するステップと、を含む、使用済み水溶性加工液のリサイクル方法を提供する。また、この技術は、鉱物油を含む使用済み水溶性加工液を、油分解性微生物により嫌気性の条件で処理する微生物処理槽と、使用済み水溶性加工液を、鉱物油をゲル状に凝固させる油凝固剤により処理して使用済み水溶性加工液中の油剤を少なくとも一部凝固させて除去する油凝固除去槽と、油剤が少なくとも一部除去された使用済み水溶性加工液を、油分解性微生物および油分解性微生物を担持する活性炭からなる生物活性炭により処理する生物活性炭処理槽と、を含むリサイクル装置を提供する。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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