出願番号 |
特願2007-053089 |
出願日 |
2007/3/2 |
出願人 |
国立大学法人 筑波大学 |
公開番号 |
特開2008-212813 |
公開日 |
2008/9/18 |
登録番号 |
特許第4009733号 |
特許権者 |
国立大学法人 筑波大学 |
発明の名称 |
ベシクルの製造方法、この製造方法によって得られるベシクル、ベシクルの製造に用いられる凍結粒子の製造方法 |
技術分野 |
生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
モデル細胞膜、DDS製剤、マイクロリアクター |
目的 |
W/Oエマルションを基材とし、その内部水相に水溶性物質、固体粒子、あるいは細胞など種々の物質を内包し、平均粒径が数十nm〜数百μmのベシクルの製造方法の提供。 |
効果 |
本技術によれば、粒径など所望の物性を制御しつつ、所望の物質の高い内包率が達成できるベシクルを製造することができ、また研究用のモデル細胞膜やDDS製剤およびマイクロリアクターとして要求される強度(形状維持性)も十分に備えたベシクルを製造することができる。 |
技術概要
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この技術では、3wt%のソルビタンモノオレエートおよび0.1wt%のSAを含むヘキサンを油相として、pH9のTris−HCl緩衝液を水相として用いた。ベシクルに内包するモデル内包物質としては、蛍光色素カルセインを用い、水相に0.4mmol/Lの濃度で溶解した。マイクロチャネル基板としては、オクタデシルトリエトキシシラン処理により疎水化したシリコン製のものを用い、テラス長、チャネル深さおよびチャネル幅はそれぞれ約15,2,5μmであった。オクタデシルトリエトキシシランにより疎水化処理を行ったガラス板にマイクロチャネル基板を圧着させ、形成したチャネルの出口側に油相ヘキサン溶液を満たしておき、チャネルの入り口側から水相を供給して、均一径W/Oエマルションを製造した。得られたエマルションの直径は4〜6μmでほぼ均一であり、蛍光顕微鏡観察の結果、水相液滴のみが蛍光を発していることが観察され、内包物質カルセインはエマルションの水相液滴中に含まれていることが確認された。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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