可視光応答性光触媒の改質方法及び改質された可視光応答性光触媒並びに該光触媒を用いた有機物の分解方法と該改質を実施する装置

開放特許情報番号
L2010000071
開放特許情報登録日
2010/1/8
最新更新日
2015/9/29

基本情報

出願番号 特願2009-217216
出願日 2009/9/18
出願人 独立行政法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2011-062665
公開日 2011/3/31
登録番号 特許第5565791号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 可視光応答性光触媒の改質方法及び改質された可視光応答性光触媒並びに該光触媒を用いた有機物の分解方法と該改質を実施する装置
技術分野 化学・薬品、生活・文化
機能 環境・リサイクル対策
適用製品 可視光応答性光触媒並びに該光触媒を用いた有機物の改質を実施する装置
目的 トルエンなどの芳香族化合物を、酸化タングステンなどのタングステン化合物または助触媒を添加したタングステン化合物からなる可視光応答性光触媒を用いて可視光照射により分解除去しようとする場合、二酸化炭素にまで分解する速度を速くする方法を提供する。
効果 この触媒を用いると可視光照射によりトルエンなどの難分解性化合物を二酸化炭素にまで分解する速度が著しく増加し、速やかに分解除去することが可能になる。空気清浄機や浴室、キッチン、トイレなどにおいても使用することが期待できる。特に容易に乾燥する可能性がある環境で可視光応答性光触媒を作用させる場合は、乾燥によって性能が著しく低下する可視光応答性光触媒をこれにより改質することで有効・安定的に使用することができる。
技術概要
タングステン化合物あるいは助触媒を添加したタングステン化合物からなる可視光応答性光触媒に対して水分添加または湿度制御により有機物を光分解する速度を向上させる可視光応答性光触媒の改質方法である。可視光応答性光触媒に水分添加して表面に水を液相状態で存在させる。可視光応答性光触媒に加湿して周囲の湿度を一定以上とする。有機物を含んだ被処理気体中に水分を飽和させる。可視光照射により有機物を光分解するのに使用する可視光応答性光触媒は、タングステン化合物又は助触媒を添加したタングステン化合物からなる光触媒に対して水分添加または湿度制御により改質を行って有機物を光分解する速度を向上させる。タングステン化合物は、タングステン酸化物である。助触媒は、貴金属及び銅化合物から選択される。助触媒は、銅化合物と貴金属の2種類以上の組み合わせから選択する。貴金属は、白金、パラジウム、ロジウム、銀から選ばれる。図に被処理気体を水中でバブリングすることで、分解対象の物質とともに水分を可視光応答性光触媒に供給して改質する装置の一例を模式的に示す。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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