出願番号 |
特願2009-207763 |
出願日 |
2009/9/9 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2011-060531 |
公開日 |
2011/3/24 |
登録番号 |
特許第5360821号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
直接型燃料電池 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
直接型燃料電池 |
目的 |
高性能の燃料電池を得ることができ、フラッディングの問題も改善でき、更に、クロスオーバー現象も防止でき、しかも、貴金属に限らず、卑金属も触媒として使用可能であり、低コスト化と同時に、高活性触媒の開発が可能となる直接型燃料電池を提供する。 |
効果 |
直接型燃料電池は、例えば、携帯用の小型電源(モバイル機器、IT機器、ロボットなどの電源)、小型移動体用電源(スクーターや電動車椅子などの電源)、自動車用電源等の各種の用途において、非常に有用性の高い燃料電池である。 |
技術概要
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図1は、本発明の直接型燃料電池の構造とその発電メカニズムを模式的に示す概念図である。燃料電池は、陰イオン伝導性の電解質膜とその両面に接合されたアノード層とカソード層を構成要素として含むものであり、アノード側には燃料となる次亜リン酸、次亜リン酸塩、及びアンモニアからなる群から選ばれた少なくとも一種の成分の溶液が供給され、カソードには酸素または空気が供給される。カソード側では酸素の還元により、水酸化物イオン(OH−)が生成し、膜中を移動してアノード側に到達し、アノード側では燃料とOH−が反応して各種酸化物と水が生じる。この時外部回路を電子が流れて電流を取り出すことができる。この構造の燃料電池は、特に、電解質膜として陰イオン交換膜を用いることが大きな特徴であり、陰イオン交換膜を電解質膜として用いることによって、水酸化物イオンが膜中を移動し、電解質膜はアルカリ性雰囲気となる。さらに、次亜リン酸、次亜リン酸塩、及びアンモニアからなる群から選ばれた少なくとも一種の成分を燃料として用いることによって、高出力の燃料電池とすることができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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